【選手紹介2024】山下虎ノ亮 プロフィール

【選手紹介2024】山下虎ノ亮 プロフィール

山下虎ノ亮

ヤマシタ・トラノスケ / Toranosuke YAMASHITA
2003年10月17日生・奈良県出身
競技/種目:トラック/ロード
2023年の主な戦績
・2023 全日本選手権トラック男子チームパシュート 2位
・2023 全日本選手権トラック男子マディソン 2位
・2023 全日本大学対抗選手権(インカレ)男子オムニアム 2位

初年度は怪我からの回復に時間を使った最若手、今シーズンは強みのスタミナで勝負をかける

チーム入りして2シーズン目となる山下虎ノ亮は現在20才の学生選手。中央大学の自転車競技部にも所属しています。チーム入りの初年度は、大きく活躍はできませんでした。というのも、シーズン前半の全日本選手権で山下は大きな怪我を負い、ほぼ半年近くを回復に充てることになったからです。

レースへの復帰はシーズン後半。ただチームの他の選手と異なり、回復に時間を当ててきた山下はロードレースではアシストに回ることが多くなりました。ロードレースではエースを勝たせるために尽くすアシストは、「仕事」を多く行う特性として上位成績を収めることはほとんどありません。

ただ山下は、怪我で悔しさを味わった期間をレースの研究に充てました。山下のように、長距離で活躍できる心肺能力と筋持久力の特性を持つ選手は、その地脚をスプリントのタイミングで使うことで、大きな強みにできます。チームの先輩である今村駿介がそのいい例です。

研究成果の片鱗は大学対抗インカレで発揮。男子オムニアムのポイントレースでは、1位であった同じチームの岡本勝哉をギリギリまで追い詰め、惜しくも逆転は逃しましたが2位を獲得。ロードレースでも、ツール・ド・九州を始めとする重要なレースでチーム員のバックアップを担いました。今シーズンは必ずや確かな爪痕を残すことでしょう。



(2023/2/25 第1回 JBCF鹿屋・肝付ロードレース)


ーーファンの皆さまにはどう呼んで欲しいか

「ヤマちゃん」とか、「トラちゃん」ですね。小さい頃から呼ばれていたので、そう呼んでもらえれば。


ーー自転車選手としての自分を紹介すると

自分はロードとトラックを両立できる選手になれるように努力しています。まずはトラックで強いチーム選手と戦って自分を鼓舞しながら、自分の強みであるポイントレースや、まだ研究中ですがオムニアムなど、長い距離でのスタミナを活かせる走りできればと考えています。

目指しているのは、自分の得意としている状況の中で、いいところで抜け出せる選手です。体力勝負で競り勝てる選手になれればと、日々研究しています。



(2023/9/23 群馬CSCロード9月大会DAY1)


ーーこれまでの誇れる戦歴を3つ

・2021 福井インターハイ 男子ポイントレース 優勝
・2020 全国高等学校センバツ自転車競技大会(センバツ)ロードレース 優勝
・2023 全日本大学対抗選手権(インカレ)男子オムニアム 2位


ーー得意な種目の得意な状況は

トラックであれば、ポイントレース中盤から終盤にかけて、他の選手が疲れているところでアタックしてポイントを加算できるところです。長い距離の後半に自信があります。

ーーオフの時にしがちな事は

大学の寮にいるときは、先輩と後輩で出かけたり、遊びに行くことが多いです。1人であれば本を読んだり映画を見たりすること多いですね。車に乗って、ドライブがてらに景色を見に行くこともあります。



(2023/10/8 ツール・ド・九州2023/第2ステージ熊本阿蘇)

ーー注目してもらいたいポイントは

周りのみんなが一番キツい時に、自分から前に出て走れるところです。そこをさらに磨いて自分の武器のようにしていきたいです。


ーー2024年のChase Your Dream

自分は大学生なので、まずは大学3年でのインカレのオムニアムで優勝すること、チームパシュートでも優勝することが現時点での目標です。さらに2023年にチームとしてJプロツアーを走り、勝負に絡めそうな場面もいくつかあったので、そういったところでしっかり結果を残し、表彰台に乗れるようにがんばっていきます。

⚫︎Instagram @tora2326



(2023/11/4 山口ながとクリテリウム)


>>⚫︎チームブリヂストンサイクリング 創立60周年 『チームの歴史』

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