【ツールド九州2023】ステージ2:熊本阿蘇ステージ、大粒の雨と厳しい登りに耐える一日、兒島はポイント賞をキープ

【ツールド九州2023】ステージ2:熊本阿蘇ステージ、大粒の雨と厳しい登りに耐える一日、兒島はポイント賞をキープ

ツール・ド・九州2023の第2ステージ、福岡県の阿蘇郡を南下する山岳コースで、 窪木一茂がチーム最上位の28位でした。本降りとなった雨の中、1級山岳が繰り返すコースに耐える1日となりましたが、兒島直樹は1位ポイント賞を獲得、ジャージをキープしました。

名称:マイナビ ツール・ド・九州2023/第2ステージ熊本阿蘇
全日程:2023年10月6(金)〜9(月・祝)
開催日:2023年10月8日(日)
開催地:福岡県阿蘇郡南小国 - 南阿蘇村
コース長:約108㎞
参加選手:窪木一茂、河野翔輝、山本哲央、兒島直樹、松田祥位、山下虎ノ亮

本日の距離は108kmと短いですが、厳しい山岳ステージです。南阿蘇群の南小国から、大輪山を走り、箱石峠を通って南阿蘇村に下り基調で向かいます。最後は一気に降り、勝負所の周回コースに。厳しい1級山岳を登るコースを5周してフィニッシュです。


(レース公式ページより)


(レース公式ページより)

スタート後に程なくしてあるスプリント賞。ここの登りでチームはトレインを組んで兒島を送り出し、兒島は先頭通過、スプリントポイントを追加します。窪木はここで5位に、兒島を確かにサポートしています。

この辺りから、雨がさらに本降りとなり、コースも厳しい登りのセクションへ。険しい斜度で温まった体は、下りで一気に冷えてしまいます。


(河野)


(窪木)

登りでのアタックを狙い、逃げができては集団が吸収する。先頭ではそんな展開が続きますが、チームブリヂストン選手たちは、寒さと登りに遅れていきます。

先頭は雨の中でペースを上げながら後続を引き離しにかかります。40kmポイントで先頭集団は一つ、市街地へと入っていきます。ここから周回コースを5周します。レース残り半分。


(山本)

繰り返す1級山岳の登りで先頭は10名ほどにまで絞られます。チームブリヂストン選手は全て後方集団に入り、ペースを上げられずにレースを展開します。レースはそのまま先行グループから逃げ出した5名選手の勝負、その中から飛び出したアンドレイ・ゼイツ選手(アスタナ・カザクスタン チーム)が逃げ切って1位フィニッシュとなりました。


(河野、山下)

チームブリヂストン選手は中盤のグループ以降でフィニッシュしてきました。とにかく耐える1日となりました。


(兒島)

「コースレイアウト的に厳しいコースっていうのは走る前から分かっていましたが、前半にスプリントポイントが設定されていたので、『そこは必ずみんなで取りに行こう』っていう話をしていましたので、そこを達成できたのはすごく良かったです。

最後の繰り返す厳しい登りは本当に勾配もきつく、先頭について行けませんでした。スタートからすぐ下りが始まり、すごく寒い中を下ることになってしまい、スプリントの時は、きつい印象が強かったです。ただタイムアウトにはならず、明日につなげられましたので、良かったと考えています」(兒島)


(兒島)

兒島は前半のスプリント賞をトップ通過したことで、ポイント賞ジャージを守ることができました。

明日はツール・ド・九州の最終日になります。チームは兒島のポイント賞を確定させること、そして、3つ目のステージ優勝を狙います。
チームブリヂストン選手の活躍に、ぜひご期待ください。

*リザルト 2023/10/8 マイナビ ツール・ド・九州2023/第2ステージ熊本阿蘇
1 アンドレイ・ゼイツ(アスタナ・カザクスタン チーム)2:57:12

2 アントニオ・ニバリ(アスタナ・カザクスタン チーム)+0:21

3 留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム)+0:21

28 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+14:33

33 兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+14:34

50 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+17:15

60 河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+20:12

73 山下虎ノ亮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+20:53

-- 松田祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF



ポイント賞リーダー:兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)31pts

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