【自転車チームのお仕事体験会】チームブリヂストンサイクリング

11月3日(木・祝)に静岡県三島市にあるチームブリヂストンサイクリングのクラブハウスにて、小学校高学年のお子さんを対象とした自転車チームのお仕事体験会を実施いたしました。今回はそのイベント内容をご紹介します。

事前に応募いただいた静岡県東部にお住まいの子供達に自転車チームのお仕事を知っていただくため、

前半にチームについてや自転車競技について知ってもらうための座学、後半には自転車選手・メカニック・スタッフのお仕事を実際に体験してもらう3つの体験プログラム(①ローラー台に乗ってZwiftを使ったスポーツバイクのトレーニング体験②自転車のメンテナンス体験③補給食作り体験)をご用意しました。

まずは座学パートです。

宮崎景涼監督から、自転車競技についてやチームブリヂストンサイクリングの歴史などをご紹介しました。

チームブリヂストンサイクリングは初めての東京オリンピックが開催された1964年に設立され、今年で58年目。2年後に控えるパリ2024オリンピックで60周年を迎える国内一歴史のあるチームです。

続いては二班に分かれ、実際に自転車チームのお仕事を体験してもらいます。一つ目は選手のお仕事を知ってもらうため、トレーニングルームに移動してストレッチの後、スポーツバイクの体験です。

ギアの掛け方や10秒間目一杯漕ぐ練習など、選手のメインのお仕事である自転車レースをZwiftでバーチャルで体験してもらいました。

強くなるために日々何十キロと自転車に乗って厳しいメニューをこなし、シーズン中は多くのロードレースやトラックレースで鍛練することで自分を磨き続ける自転車選手のお仕事。体験する子供達の目もとても真剣です。

続いてはメカニックルームに移動し、早川裕紀メカニックから、メカニック(自転車を整備する人)のお仕事について教えてもらった後、チェーンの油差し体験を行います。

メカニックは選手の命を預かる機材を一手に扱う責任あるお仕事。レースやトレーニングの時にもトラブルが無いように、ネジ一本のゆるみも許されません。

最後は二階のミーティングルームに戻り、スタッフのお仕事・補給食作り。

ロードレースは大量のカロリーを消費するスポーツであるため、レース時の補給食の摂取は欠かせません。補給食作り、そして指定された補給ゾーンでレース中に補給食やドリンクを選手に渡すこともチームスタッフのお仕事です。食べてすぐにエネルギーに変える必要があるためジャムを詰め込んだジャムパンが補給食の定番。

今回は、スタッフのお仕事である補給食作りの中で、できたパンを包む工程を体験してもらいました。(※今回は、衛生上パンをスポンジで代用し体験を行いました)

包み方にはひと工夫が必要なのですが、皆さん手先が器用で上手に包んでくれました。

最後に修了証とIDカードをお渡ししてイベントは終了。このIDカードには、今度はレース会場でお会いできるように、チームが出走予定のレーススケジュールが記載されています。

終わってから参加いただいた子供達にお話を伺ってみたところ、

「自転車を漕ぐのや、チェーンに油をさすのが楽しかった。」自転車チームのお仕事は分かりましたか?と言う質問に対しては「分かりました。(選手は)沢山自転車漕いで大変だなと思った。」「補給食作りは意外に簡単だったので家でもやってみたいです。」という感想をいただきました。

体験会終了後にはブリヂストンのロードバイクRP9やチームカーに乗ってもらい、記念撮影も行いました。

今回のイベントでは、終始子供たちが楽しそうにキラキラとしている姿がとても印象的でした。自転車チームに関わるお仕事について楽しく学んでいただき、チームや選手についても知ってもらえる機会となれれば幸いです。

今回のチームのお仕事体験会は「E」で始まる言葉で表現したブリヂストンらしい8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員、社会、パートナー、お客様と共に創出し、持続可能な社会を支える企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」の取り組みの一つでもあります。

今後も、このように三島市や静岡県など地域と連携した活動も行って参りたいと思います。引き続きチームの活動を応援いただけると幸いです。

Text: Lynn Watanabe Photo: TEAM BRIDGESTONE Cycling



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