【22年チーム員紹介】早川裕紀 メカニック

それぞれの魅力、強さが光るTEAM BRIDGESTONE Cyclingのメンバー達。新体制で臨む2022年の初めに、競技のことから私生活のことまでそれぞれの人間性が垣間見える質問を投げかけてみました。

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早川裕紀 Yuki HAYAKAWA

1997年4月7日生まれ。三重県出身。

ーーニックネームはありますか?

ないですね。(笑)「早川」としか呼ばれないです。

ーー趣味は?

趣味がないんです。家にいてもやることがないので、休みの日でもクラブハウスに来て仕事をしてしまいますね。クラブハウスの方が居心地が良いですし、選手は休みの日でも来るので。

ーー好きな食べ物

ジャガイモが好きです。蒸かして食べるのも、フライドポテトも好きです。

ーー自転車を始めたきっかけ

何かスポーツを始めたいなと思った時に家の近くの自転車イベントに参加したところから興味を持って、高校から自転車競技部に入って本格的に始めました。

ーー選手からメカニックに転向した経緯は?

大学生の時に選手を辞めてメカニックになりました。大学生活の途中から、選手としてのモチベーションはなくなってしまったのですが、そこでクサるわけにはいかなかったんです。部に貢献したいという気持ちが大きかったです。

辞めても帰る場所もなかったですし、今まで親からお金もかけてもらいましたし、自転車名門校から名門校への推薦で大学に入学した手前、辞めたら自分のせいで後輩にも影響が出てしまうなと思って。そのパイプを守るためにも辞めるわけにはいかなかったですね。

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その中で次に何をやろうと考えた時に見つけ出したのがメカニックという仕事でした。自分は選手としてのモチベーションはなかったので、変なプライドなどもなくすんなりと転向できました。

ただ、最初は覚えることも沢山ありましたし、分からないことだらけで大変でした。機材トラブルの原因も一つではなく、探し当てるためには経験と知識が必要なので、今の状態まで辿り着くまでには時間がかかりました。

ーー普段のメカのお仕事を教えてください

基本的な仕事としては自転車の組み立て、消耗品などのパーツの定期的な交換やメンテナンスです。機材トラブルの際は原因を見つけて修理をします。空いた時間に、機材の在庫の管理やスポンサー様とのやりとりなどの事務作業も行なっています。

遠征の時は機材やパーツなどの積み込みや準備、レース中は補食を用意して渡したり、大規模なレースの時は選手の後ろをチームカーで追いかけてトラブル時は自転車の交換や修理などを行います。レース後は洗車や後片付け全般を行なっています。

ーー全日本トラックの時はピット内で忙しく動かれていましたが、具体的にはどんな作業をしていたのですか?

種目によって選手の使うギアが違うのでギアの交換や、機材トラブルのリスクを避けるため機材にキズやネジの緩みがないかなどの最終チェックしています。機材に少しでもキズがある場合は接触して壊れてしまう危険性もあるので、気が抜けません。

ーー 一戦一戦緊張しますね。

大前提として選手の命を預かっている機材にネジ一本のゆるみは許されないので、緊張しますね。機材に何か不備があった際は、選手のリザルトも自分の責任なので、毎回緊張感があります。

ーー選手との信頼関係があってこそ成り立つ仕事ですね。メカニックの仕事のやりがいは?

勝った喜びを選手と共感することが出来るところかなと思います。選手時代は、なかなか勝てず勝つ喜びを経験することができませんでした。しかし、このチームで仕事を始めてからは勝った時にチーム、監督、メカ、スタッフなど、関わる全ての人と勝利を分かち合うことが出来、とてもやりがいを感じています。

ーーパーツや自転車に関してのこだわりがすごい!と特に感じた選手はいますか?

今村選手です。彼はサドルの高さやハンドルの角度などのミリ単位の違いにも敏感に気づくタイプなので、こちらも丁寧に良い仕事をしようという自分のモチベーションにも繋がり、刺激を受けています。

ーー2022年度の目標を教えてください。

やはりトラブルがないことです。3年目で、慣れからゆるみが出てくる年次でもあると思うのでもう一度気を引き締めてやっていきます。 

コロナとの兼ね合いもありますが、今年は国際レースへの参加も増えていくと思うので、海外のメカニックとコミュニケーションを取って技術やアイデアを沢山吸収することでメカニックとして成長し、新しいことにチャレンジしていければと思います。



Interview&Text: Lynn Watanabe Photo: Satoru Kato

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