【2020アンカー展示会】近谷、沢田のトークショーで参加者たちが感じたこと

2020アンカー展示会/近谷、沢田のトークショーで参加者たちが感じたこと

photos: Kenta ONOGUCHI

9月24日、アンカー新作展示会の初日夕刻に、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの近谷涼、沢田桂太郎による一般ユーザーを招いたトークショーが催されました。両選手は、トレーニング、食事、休息といった身体作りも含めたさまざまなエピソードを通し、お客様に自転車競技の魅力を伝えました。


(「アンカーにお乗りになられている方は?」という質問への答え)


通常は自転車ショップの方のみのご招待となる新作展示会ですが、今年はトークショーを開催し、ご応募いただいた一般の方にもご来場いただきました。


(会場外では東京2020オリンピックのロードレースコースをバーチャル体験いただきました)


トークショーに出演したのは近谷と沢田。司会を務めたのはブリヂストンサイクルの飯島誠。シドニー2000、アテネ2004、北京2008の3度、オリンピックに出場しているオリンピアンです。


(飯島さん、近谷、沢田)


トークショーは、申し込み時に参加者からいただいてた質問を選手たちに投げかけ、それに答えていくというもの。飯島さんの分かりやすい解説のもと、オリンピックを目指すアスリートとしての答えを、来場したお客様にお伝えしていきました。

その回答から下に抜粋します。



ーー食べ物について

タンパク質や糖質をすぐに獲る、などありますが、体を機能させるために、バランスをきちんとしたバランスで摂ることを心がけています。控えているのは脂質です。積み重ねを考え、日々意識しています。(近谷)

ヨーグルトなどの発酵食品を摂って、腸内環境も気にしていますね。またフルーツが好きで、よく食べてます。チームに入ってからは意識が変わってきて、油ものなどを摂らなくなってきました。(沢田)


ーーリカバリーについて

入浴ですね。ここ数年、疲労回復に入浴が効くのを学びました。交代浴が疲労回復にいいんですね。その後に質の良い睡眠を得られますから。(近谷)

睡眠が一番大事ですね。一日9時間ぐらい寝てしまいます。また寝巻きですね。最近スポーツ選手用の寝巻きがあるので、それを着て寝ています。(沢田)



(近谷)


ーー新作の中距離向けフレームについて

踏んだ後のレスポンスが良いです。自転車の重量が軽いので、いつもよりも重いギアをかけられます。(近谷)

軽さが特出しています。完成車で7キロを切る具合です。乗った感じは、軽さもあって振りが良くなった。(沢田)



ーー新型ロードバイク RS9Sについて

バランスがいいという印象です。乗り味、乗り心地が良く、特にフロントとリアのバランスが良くなりましたね。長い時間乗ると疲れてくるものですが、そのストレスがかかりにくいです。(近谷)

どんな状況でも勝てるバイクだなと思います。クリテリウムでも勝てるし、ロードレースで登りがあってもアドバンテージがあります。乗るとしっかりしてる、いい硬さだと感じました。(沢田)


(近谷、沢田)



そして、トークショーが終わると選手たちは来場された方々と交流、さまざまお話しさせていただきました。下に、来場いただいたお客様の感想をお伝えします。


●三橋伸行さん

アンカーが好きなんです。妻は背が低いのですが、アンカーには背の低い女性用のモデルがありますから。また伊豆のあたりでブリヂストンの選手を見かけることがありますが、みんな気さくに声をかけてくれて嬉しいですね。
新作で気になったのは、シクロクロス用のCX6Dです。レースには出ませんが、グラベルを走ってみたいんですよね。

=================



宮本さん(左)、川原崎さん(中)、武藤さん(右)

●宮本 呂江さん(左)
高校時代に遅刻したエピソード、ローラー台でものすごい長い距離を乗った、というのがとても心に残りましたね(笑)。

●川原崎 洋文さん(中)
選手が乗っているバイク、RS9Sについてロードファンとしては興味ありますね。また、ディスクブレーキ付きも、街乗りのできるモデルにまずついてきたので、私たちも興味あります。

●武藤 睦実さん(右)
選手の生活について聞けたのが良かったです。睡眠の話だったり、選手はそうやってレースの疲れを癒しているんだな、とか。選手たちをレースの瞬間ぐらいしか見ることがありませんし、ふだんの生活を知る機会がないので、楽しめました。


=================



●井川弘貴 さん
トレーニングとか、リカバリーとか、とても参考になりました。自分も社会人なので、時間のない中、競技をしているので、効率のいいやり方や考え方など、参考にしてガンバりたいと思っています。


=================



●長谷隆行 さん
オリンピックを目指す選手を、こんな近くに見れたのが嬉しかったですね。そして、去年からRL9に乗っているんですが、2020年モデルがいつ出るのかと思って検索していたら、このイベントに巡り会ったので、なにか繋がってるのかなと思いました。


=================



左から、沢田、石塚さん、渡邉さん、上田さん、近谷

●石塚洋子さん(左)
プロ選手たちが使う自転車の重さが、7kg台だと言っていたんですが、相当軽いんだろうなと思いました。何回か自転車に乗ったことあるんですが、今まで乗った自転車は、持ち上げるのも重くて。そんなに軽い自転車で走ったら、今の自分の実力でもどれだけ速く走れるのかなと思いました。そういう体験ができたらいいですね。

●渡邉孝乃さん(中)
選手たちの背が高くて驚きました。私より30cmぐらい背が高いので、そこに驚きました(笑)。

●上田怜さん(右)
私は自転車に全く乗らないんですが、ランニングをしています。選手インタビューの中で、食事とトレーニングとリカバリーという話を聞きましたが、これはランニングにも共通していることだったので、全然違うスポーツだと思っているたんですが、大事にされていることって一緒だったんだなというのが発見でした。


=================



●森豊さん(自転車ショップ 沖縄輪業)

今年のアンカーは、先端を目指す人たちだけでなく、多くの皆さんに好まれるような方向性に変わってきているのが頼もしいですね。デザインもそうですし、新しいマーケットとかに訴求できるような新しいブランドの方向性が嬉しく思います。

気になる今年の一台はRL6D、やっぱりディスクブレーキなんですよね。


最新記事

Article

前の記事へ 次の記事へ