東京2020大会と同じコースで、サイクリストと一緒にヒルクライム

チームブリヂストンサイクリングは7月22日、静岡県で行われた「富士山チャレンジライド2019 in 御殿場・裾野」に参加しました。このイベントは、東京2020大会自転車競技男子ロードのコースのうち、前日の1年前プレレースでは使用されなかった御殿場市および裾野市内のコースを走行する東京2020参画プログラムイベントです。地元住民の皆さんの応援を受けながらのパレード走行や、一般参加者とのヒルクライムなども行われました。

イベントには、前日に行われた東京2020テストイベントと同様、国内トッププロや海外選手らが参加。地元の関係者や子どもたちと記念撮影をした後、パレード走行を行いました。先導役は、ブリヂストンサイクル社員のオリンピアン、鈴木光広(ソウル1988 自転車競技ロード代表)と飯島誠(シドニー2000、アテネ2004、北京2008 自転車競技トラック代表)。沿道にはたくさんの地元住民や3,000人の子供応援団が熱い声援を送り、ロードレースさながらの盛り上がりを見せました。

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14.5km地点の富士サファリパーク付近からは、約90名の一般参加者も合流。有料道路「南富士エバーグリーンライン」を一気に駆け上がるヒルクライムフリーライド(約10km)が行われました。この区間は、東京2020大会のコースの中でも、ハードな上りが続く最も難しいポイントのひとつ。チームブリヂストンサイクリングの選手たちも、一般参加者と交流しながら走りぬき、ゴール後は健闘を称え合いました。

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「東京2020大会のコースを知れたことは良い経験になりました。今日走った区間は、一番勾配がきつい明神・三国峠に次ぐハードなコース。ここだけでも厳しい上りなのに、東京2020大会は難度が高く、サバイバルレースになりそうです。三島市を拠点にしているので、伊豆半島の起伏に富んだコースで練習していますが、この御殿場・裾野エリアで練習するのもありだなと思いました。今回のパレード走行では、沿道にお客さんが多かったのが印象的でした。過去に参加したレースに比べても一番じゃなかったかな。あれだけの人の中で走るのは気持ちが高揚しますよね。レースではなく、イベントといえども関心を持ってもらえるのは、自転車乗りとして嬉しいことですし、自転車競技にとっても良いこと。知名度がちょっとずつでも上がっていくように、これからも活動していきます」(近谷)

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「雨は降りましたが、一般参加者の方は楽しそうに走っていました。晴れていれば富士山も見えるコースですし、ふだん走れない自動車専用道でレースができるのは魅力ですね。選手と一般の参加者がふれあい、楽しめる貴重な機会なので、こういうイベントは今後も続けられたらいいなと思います。また、東京2020大会に関連したイベントだったこともあり、自転車を知らない方も注目をしてくれました。沿道からは今まで以上に多くの方が応援してくれて、これが本来あるべきロードレースの姿だと感じました。海外ではふつうですが、『家の縁側から観戦できる』のがロードレースの魅力。そういう感覚で観てくれる人がいたのは嬉しかったです。東京2020大会本番でも、さらに多くの人に自転車競技に興味を持ってもらいたいですね」(平塚)

また、一般参加者の中には、ANCHORのバイクで挑んだ方も多数。ヒルクライムのゴール地点で、2人の方にお話を伺いました。

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■臼田 洋さん(神奈川県横須賀市・42歳)

「先輩に教えてもらって参加しました。普段は、地元の三浦半島を走っています。ロードバイクを始めてまだ数年で、実はヒルクライム自体、このイベントが初めて。きついコースでしたが、足もつかずになんとか走り切ることができました!愛車はRS6。初めて購入したバイクで、ブラックとブルーのカラーがとても気に入っています。ケーブルもブルーで統一しているのがこだわり。乗り心地もいいです。坂道が嫌いなので(笑)、足回りに手を加えて走りやすくしています!」

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■後藤 淳さん(静岡県沼津市・61歳)

「本当にきつかった! 梅雨の長雨で、7月はなかなか乗れていませんでした。前日に50kmくらい足慣らしをしたんですが、張り切りすぎちゃったかな? でも、無事に上ってこれて何よりです(笑)。25年前に買ったチタンのバイクにずっと乗っていたんですが、昨年の12月にRL8を購入。昔からロングライドが好きなので、長く乗っても疲れないことを重視して選びました。フレームの色? 高齢者は明るい色が良いって言われてこれにしたんです(笑)。これからも楽しく乗り続けていきたいですね。」

ヒルクライムの計測区間が終わると、そこからは一般参加者向けのロングライドイベントへと内容が様変わり。天候悪化のため途中で打ち切りとなってしまいましたが、走り終えた方々には笑顔が。東京2020大会と同じコースを走った充実感を味わっていたようでした。

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〈イベント概要〉

イベント名 : 富士山チャレンジライド 2019 in 御殿場・裾野 [東京2020参画プログラム]

開 催 日 : 2019年 7月 22日( 月)

開催場所 : 静岡県御殿場市 ・裾野静岡県御殿場市

主催 : 富士山南麓周回コースサイクリングイベント実行委員会

協力:ブリヂストンサイクル株式会社

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※ブリヂストンは、オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして東京2020大会、そして2024年までのオリンピック、パラリンピックを応援しています。

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