【2019UCIロード世界選手権】U23に今村出場、個人TT45位、ロード114位


photo: Kei TSUJI / from Cyclowired (https://www.cyclowired.jp/news/node/308319)


レース名:2019年UCIロード世界選手権
開催日:2019年9月22〜29日
開催地:イギリス・ヨークシャー
コース長:30.3km
TEAM BRIDGESTONE Cycling参加選手
今村駿介(U23)

2019年UCIロード世界選手権に、U23クラスとして個人タイムトライアル、ロードレースともに日本代表として選抜された今村駿介が、個人TTでは45位、ロードレースでは114位となりました。雨の降り続くコンディションの中、全力を尽くした結果です。

ーーーU23 個人タイムトライアル

会場となったイギリス ヨークシャーでは、今村の参加大会期間を通し雨が降り続き、各レースを滑りやすい路面コンディションにします。選手たちに予想外の転倒や疲労を強いました。

緩い起伏のある幹線道路と急勾配のアップダウンを繰り返す田舎道を通るコースは、市内に設けられたフィニッシュへ入って行きます。そのコースを雨の中走った今村はトップから3:30秒遅れの45位。

「世界トップ選手たちとの差がどのぐらいあるのかワクワクしていました。雨の日のTTは難しいのではないかと感じていましたが、案の定厳しいレースとなりました。

ゴールしてみれば全力で出し切ったと思ったのですが、なかなかオールアウトできず。また、そもそものTTに対する自分の領域が低いことを感じました。

今の全力を出し切ったと思いますが、世界との差はとても大きく感じました。そもそもの巡航スピードや上りでのパワー不足を感じました」(今村)

【リザルト】 9/24/2019 世界選手権U23個人タイムトライアル 32km
1 BJERG Mikkel(デンマーク)40:20
2 GARRISON Ian (アメリカ) +0:27
3 McNULTY Brandon (アメリカ) +0:28
45 IMAMURA Shunsuke 今村駿介(日本) +3:30



photo: Kei TSUJI / from Cyclowired https://www.cyclowired.jp/news/node/308829


ーーーーU23ロードレース

予定されていた187kmから173kmに短縮されたコース。スタートからはラインルート(周回しない一本コース)を走り、ゴールのあるハロゲートの町に入り14kmほどのコースを2周回するというもの。

獲得標高1500mのプロフィール、開催地独特の細かな地形の隆起がアタックのきっかけとなり、スタート後からアタックの連続。連日の雨で路面は滑りやすく、速度は上がり選手たちの走りは繊細になっていきます。

集団の中で走り続けてきた今村、コース中盤の厳しい登りにて大きく伸びた集団は中切れを起こし、今村はここで後方に下がってしまいました。

「ヨーロッパで走った経験があまりなく、また雨のレースそして勾配がとてもきつい箇所があることを踏まえて前に位置どりしたかったのですが、高い集団密度の中で前に上ることができず勝負所でも、後に下がってしまい何とか完走するので精一杯でした。

少ない準備期間の中ではありましたが、もっとヨーロッパでの経験があれば自信を持って前で展開できるのではないかなと思いました。脚はよく動いていて、上りのきつい場所でも踏めていたのでそこは良かったかなと思います。

初めての世界選手権で、TTとロードを走らせてもらう経験ができてこの大会で少し成長することができたのではないかと思いました。この大会で感じたことや課題、自分のパワー不足や技術不足を補えるようにしっかりと反省すべき点を見直して日本のロードレースでも生かしていきたいなと思います」(今村)

今村の次のレースは、山口県でのJプロツアー、10月5日(土)〜6日(日)の、《山口維新タイムトライアル》《秋吉台カルストロード》の予定です。皆様の応援をよろしくお願いいたします。


【リザルト】9/27/2019 世界選手権U23ロードレース 173km
1 BATTISTELLA Samuele (イタリア)3:53:52
2 BISSEGGER Stefan(スイス)+0:00
3 PIDCOCK Thomas(イギリス)+0:00
112 IMAMURA Shunsuke 今村駿介(日本)+20:37

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