【23年チームメンバー紹介】宮崎景涼監督・早川裕紀メカニック

2023年シーズンが始まりました!今季所属する14名の選手、監督・メカニックをご紹介します。

今年は、パリ2024オリンピックの出場を賭けたポイント獲得争いが行われる、チームの最大の目標である『オリンピックでのメダル獲得』のために非常に重要な意味を持つ一年となります。

チームメンバーのことをより知っていただき、応援していただけると嬉しいです。

宮崎景涼(みやざき・けいすけ)Keisuke MIYAZAKI

1980年8月28日生まれ。乙女座。神奈川県出身。

ーー昨シーズンはいかがでしたか?

トラックレースでは着実なレベルアップを感じることができていますね。ポテンシャルは十分にありますが、年内にチームパシュートで日本記録を更新するという目標は達成できずに終わってしまいました。

ロードレースでは昨年はJPROツアーでの勝利は一昨年と比較すると少なかったのですが、その代わりに若い選手が勝てたり、国内のUCIのレースで優勝することができたので、その成果は大きかったと思います。

ーー今年の目標

パリ2024オリンピックに向けて、出場枠をかけたポイント争いの8割が今年行われるので、非常に大事な一年となります。

ポイントをしっかり獲得して余裕を持ってオリンピックイヤーを迎えられるようにしたいですし、引き続きロードの国内戦もしっかりと大事にしていきたいです。

あとは新しく3名の選手が加入となり、長迫選手はすでにナショナルチームとしての経験も豊富なので心配していませんが、岡本選手と山下選手に関しては他のメンバーとのレベル差はまだまだ大きいので、うまくチームに順応し成長していける流れを作りたいです。

そのために自分ができることとしては、競技面だけでなく生活面も含めて選手達を抑えすぎず緩ませすぎずに適度な緊張感を持たせて、チームの気を引き締めていくことだと思っています。

監督という仕事は、選手達がやりたいことや夢に向かって頑張っているところを色々な方面から応援して、導いて上げる橘だと思うので、チームの中で親のような役割かなと思っています。

ーー趣味はありますか?

趣味はキャンプですね。キャンプってどうしても思い通りにいかない場面に出くわすことが多くて、そんな中で自分が思い描いたプランで綺麗に撤収までするという一連の流れがとても好きですね。

これは事前に立てたプランに対して、レース中に起こる不確定要素をフォローしながら組み立て直して行って最終的に勝利を目指す、というレースの面白さとも共通する部分があると思いますね。

早川裕紀(はやかわ・ゆうき)Yuki HAYAKAWA

1997年4月7日生まれ。牡羊座。三重県出身。

ーー昨シーズンはいかがでしたか?

選手達の走る技術にも恵まれて、まずは、大きなトラブルがなく終えることが出来て良かったなと思います。

ロードに関しては、シーズンを通して欠けることもほとんどなくレースの詰まったスケジュールになったので、順調に進んで良かったです。1年目、2年目はコロナでほとんどレースがなかったので、僕としては実質今年が1年目のような感覚で、年間を通してチームの活動を理解することが出来て、今後はこうなっていくだろうという見通しもつくようになったので良かったかなと思います。

ーー印象に残ったレースはありましたか?

河野が勝った群馬のレースは嬉しかったですね。まだ勝てていなかった子が少人数で単騎になって勝てたというのは印象に残っています。

あとは今村が勝ったツール・ド・北海道は宮崎監督のプランの下、その場での判断もありながら勝てる方法を取って勝てたので、「戦略は重要なんだな」と改めて理解できた面がありましたし、僕らのチームの強みを生かしてハマったレースでした。

ーー今年の目標

やっぱり機材のトラブルなく終えることが一番ですね。その上で、数ミリ単位で調整されている選手のサドルのポジションなどの細かい調整をしたり、些細な変化にもいち早く気づいて事故を防止したりなど、選手がより良く自転車に乗れるように一つ一つの精度を上げていくことを目標としたいです。

ーー趣味はありますか?

ドライブ行くのが好きですね。一人でのんびり行ったり、橋本選手と行ったり、行ったことない場所にいって四季折々の景色をみて帰ってきます。




Interview&Text: Lynn Watanabe Photo: Satoru Kato

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