調子は良い。同じことを繰り返さなければ大丈夫【2022 トラック世界選手権　橋本英也インタビュー】

2022年11月 3日 18:00

10月12日~16日にフランスで開催された世界選手権。今年の世界選手権は直接パリ2024オリンピックの選考には関わりませんが、オリンピックランキングに一番配分の高い2023年の世界選手権への出場に大きく影響し、現時点での日本の実力を把握するためにも非常に重要な大会となります。

窪木一茂選手のスクラッチでの銀メダル獲得や今村駿介選手のオムニアム6位、松田祥位選手の個人パシュート日本記録樹立など大きな収穫のあった大会となりました。

今回の世界選手権について、参加した6名の選手にそれぞれインタビューを行いました。10月31日から6日間連続でお届けしています。

四人目となる本日は調子の良さを見せつつ、今回はトラブルでエリミネーション16位となった橋本英也選手です。

＜大会概要＞

開催日：2022年10月12日〜10月16日

開催地：フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ

出場選手：窪木一茂、橋本英也、今村駿介、松田祥位、兒島直樹、太田りゆ

＜橋本英也　リザルト＞

エリミネーション　16位

ーー今回はフランスでの合宿を含めると長期の遠征となりましたが、どうでしたか？

マッサージなども用意してもらえて、トレーニングに集中できる環境を整えてもらっていたので有り難かったですね。

ーー世界選手権を振り返っていかがですか？

エリミネーションは（落車した後に）うまく戻れなくて、なんだかそのまま終わってしまったなという感じでしたね。

ーー少し消化不良になってしまいそうな終わり方でしたね。

そうですね、消化不良感は否めないですね。レースに戻ることが何故かできずに、そのまますぐ降ろされてしまった。（審判の判断で落車後に復帰できずそのまま除外されてしまった）

なので、なんだかなと思うところもありますがレースにおいては審判が正義なので。同じことを繰り返さないようにしていけば大丈夫かなと思います。

ーーレースの前半は調子が良さそうでしたよね。

はい。調子はすごく良くて、ペースもかなり楽に走れていたのですが、（落車前の）その1回だけ後ろに下がってしまって。そこで除外されてしまう可能性がすごく高かったので、落車のリスクがあってもあの時はやっぱり前に行くしかなくて。なので後ろに位置を下げてしまったことが今回の一番のミスだったなと思います。

感覚としては去年のエリミネーションの時よりも全然楽でした。去年も今年と同じヴィヴィアーニ選手（イタリアのエリア・ヴィヴィアーニ）が勝ってるので、倒したいなと思ってたのですが結局それも今年は叶わなかったという感じですね。

ーー去年と比べて楽に走れていたというのは、どの部分が改善されたからなんでしょう？

体のパフォーマンスが上がってる分、レースが楽に展開できたのかなと思います。

ーーフランスでの食事の面などはどうでした？

基本バイキングだったのですが、やはり向こうは乳製品が美味しくてチーズやヨーグルトなどを沢山食べることができたので良かったです。

ーー遠征にいつも持っていくものは何ですか？

なんでしょう...。セルフケアのグッズとか。着替えと靴下とかはもっていきますね。（笑）

あとはパソコンも持っていきます。今回はKindleで本を読んだりもしていましたね。

2022トラック世界選手権渡航前の選手へのインタビュー記事はこちら。

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Interview&Text: Lynn Watanabe Photo: JCF