いよいよ10月12日から始まる、世界選手権。今年の世界選手権は直接パリ2024オリンピックの選考には関わりませんが、オリンピックランキングに一番配分の高い2023年の世界選手権への出場に大きく影響し、現時点での日本の実力を把握するためにも非常に重要な大会となります。

短距離の太田選手は9月25日に、中距離選手5名は9月28日にそれぞれフランスに渡航し、現地の環境や食生活に慣れる時間を取り、トレーニングを積みながら万全の準備で世界選手権を迎えます。

出場する窪木選手、橋本選手、今村選手、松田選手、兒島選手、太田選手の6名に、世界選手権の目標や意気込みを伺いました。

＜大会概要＞

2022 TISSOT UCI TRACK WORLD CHAMPIONSHIPS

開催日：10月12日〜10月16日

開催地：フランス・サン=カンタン=アン=イヴリーヌ

出場選手：窪木一茂、橋本英也、今村駿介、松田祥位、兒島直樹、太田りゆ

詳細：https://www.uci.org/competition-hub/2022-tissot-uci-track-world-championships/6khkwJ4Xq1HTo12iHGn8QU

https://www.tissottiming.com/2022/ctrwch

窪木一茂

世界選手権の目標：

・チームパーシュート　

6位、タイムは3分40秒後半を目標として、日本記録は当たり前に更新したい。

・マディソン　5位

・スクラッチ　優勝

チームパシュートは、団体競技なので失敗できないですし、ナショナルチームとしても重要視している種目なので力を入れています。今回はパリ2024オリンピックを見据えて環境に慣れるためにも早めに現地に入ります。気持ちはフランスにしかないですが、気負いすぎたり緊張しすぎたりせずにどの種目でも満遍なく勝ちたいです。

橋本英也

世界選手権の目標：

メダルを取って帰りたいです！以上です。

全日本選手権トラックでの個人追い抜きはベストタイムでしたし、最近の調子は良い感じです。チームメイトがみんな強いおかげで切磋琢磨できています。

今村駿介

世界選手権の目標：

チームパーシュート 日本記録更新

マディソン　5位以内

オムニアム 5位以内

チームパシュートに関してはこの大会で強化を続行するかの決断をする国も多いと思うので、日本が8、９位には食い込んでしっかりと現時点での強さを証明できるタイムを出すことが大事だと思います。オムニアム、マディソンもしっかりと結果を出していきたいです。世界選手権はレース映像などを見ていても、今までのどのレースよりもきついことは分かっているので、もう一段階きつい練習して自信をもっていきます。

松田祥位

世界選手権の目標：チームパシュートは日本記録更新、個人パシュートは4分18秒の自己ベスト更新です。

練習した分が結果に出る種目なので、無駄に緊張しても...という感じです。タイムを出すぞという気持ちはありますが、それだから特別がんばろうというよりはいつも通りが出せればと思っています。

兒島直樹　

世界選手権の目標：予選の時の単走で3分51秒、対面で3分47秒ー3分48秒を狙っていきたいと思います。

初めての世界選手権ですし、団体種目なので迷惑はかけられないというプレッシャーはありますが、自分たちがどのくらいやれるのか、世界の中での自分達の立ち位置を確認できるのが楽しみです。チームパシュート一本なので頑張ってきます！

太田りゆ

世界選手権の目標：

チームスプリント

自分達の自己ベスト、日本新記録を大幅に更新したいです。今回の世界選手権の結果次第でパリ2024オリンピックまで強化を続行するかどうかを決めると言われています。チームスプリントでオリンピックに出れるというのが一番良いと思うので今回のチャンスは逃したくないです。

スプリント

去年10位、ネイションズカップが8位なのでそれより上の順位、トップ4で ½決勝に進みたいですが、まずはしっかり200mの予選で自己ベストを出して一人一人勝ち上がっていきたい。

ケイリン

今年はスプリントに集中しているということもありあまりケイリンの結果がないのですが、練習もいい感じでできていて、バイクを相手に捲っていく練習での上りタイム毎回すごく良かったので自信持って今回はしっかりケイリンも狙っていきたいと思います。

調子は良くなってきていています。今回は10日間はフランスのルーベで合宿してからパリに移動してという感じなので向こうの環境にも慣れてからレースに臨めますし、競技だけに集中できるのであとは自分次第かなと思います。渡航前にまつげサロンとネイルに行って見た目のコンディションも仕上げています！

以上、選手へのインタビュー紹介でした。来週行われる世界選手権、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの応援をよろしくお願いいたします。