河野翔輝が待望のロード初優勝!【群馬CSCロードレース9月大会Day1 Day2・まえばし赤城山ヒルクライム詳報】

皆さん、こんにちは。シーズン後半戦のレースも佳境を迎え、先週末の三連休には群馬CSCロードレース9月大会Day1 Day2・まえばし赤城山ヒルクライムが行われました。

チームブリヂストンサイクリング は先に行われた南魚沼ロードレース後も、拠点のある三島には帰らずに新潟に残ってトレーニングを行い群馬3連戦に挑みました。

群馬CSCのサーキットコースでのレースは昨年も今村・兒島・今村で3連勝したチームブリヂストンサイクリングの得意のコース。1日目は山本哲央選手が150kmの中距離レースで5位、2日目は河野翔輝選手が見事なゴールスプリントで自身初のロードレース優勝を飾りました!最終日の赤城山ヒルクライムは、怪我の療養をしていた沢田時選手の4ヶ月ぶりの復帰戦となり、チーム最高位の17位でフィニッシュ。

今回は少ない人数での参戦でしたが、それぞれが自分の強みを活かし合いながらレースを運びました。今回も、宮崎監督と選手のコメントを挟みながらレースを振り返ります。

群馬 CSC ロードレース9月大会

日時: Day 1 2022 年9月23 日(金・祝)13:10-17:00、Day 2 9月24 日(土)12:00-13:30

開催地:群馬県利根郡みなかみ町新巻 3853

群馬サイクルスポーツセンター(6km サーキットコース 反時計回り)

距離:23日 6km×25=150km、24日 6km×10=60km

出場選手:徳田優、山本哲央、河野翔輝

Day 1:https://jbcfroad.jp/race/171/

Day2:https://jbcfroad.jp/race/186/ 

LIVE配信: 群馬CSCロードレース 9月大会 DAY1(午後)

群馬CSCロードレース 9月大会 DAY2(午後)

群馬 CSC ロードレース9月大会 Day1

Day1は一周6kmを逆回りで25周、総距離150km。長距離のロードレースもしっかりと走り切り、スプリント勝負もできる山本選手をエースに置きレースに臨みました。

前半はいつもの例にもれずアタック合戦が続き、7周目で17名の逃げ集団が形成されます。河野選手はアシストとして、山本選手をこの逃げに送り込み脚を使ってドロップ。

タイム差は3分30まで広がり逃げ切りがほぼ確定に。

先頭集団も、10名まで人数が絞られます。最終周回では入部選手(弱虫ペダル)が単独のアタックを決めて先行しますがラスト1kmのところで先頭が飲み込みそのままゴールスプリントへ。

10名でのゴールスプリントで山本哲央選手が惜しくも5位でフィニッシュ。

山本選手「序盤からタフな展開で、前に前にいく展開でした。予想していた通りに逃げと集団が割れて、優さん(徳田)と河野のおかげで逃げに乗れましたが、最後のスプリントの時には脚が残っていなかったです。」

<リザルト>

5位 山本哲央

河野翔輝(DNF)

徳田優(DNF)

群馬CSCロードレース9月大会Day 2

Day2は、昨年の群馬三連戦の中日で兒島選手が優勝した際に最後のゴールスプリントで先導役を務めた河野選手がエース。チームスプリントでも一走を走ることが多くスプリント力に強みのある河野翔輝選手に分のある10周60kmのコースです。

チームブリヂストンサイクリングは徳田選手が他チームの攻撃を捌き、ラストのスプリントで山本選手が河野選手を先頭に送り込みスプリントで勝負する、というプラン。

レースは予想通りに序盤からアタック合戦が続きます。ハイペースなレースの中で徳田選手、山本選手の二人でアタックを捌きながら周回をこなしていきます。レース中盤では、山本選手の落車のアクシデントがあり貴重なカードを失くしてしまいます。

アシストの仕事を全うした徳田優選手もドロップし、残すは河野選手一人に。本人曰く、"単騎になってしまったので脚を使うところと使わないところをしっかり見極めながら"走り、終盤の逃げにも落ち着いて対応。人数も10名ほどに絞られた最終周回でと冨雄選手(シエルブルー鹿屋)の単独アタックが決まり、逃げ切りも濃厚な気運でしたがラストの登り手前で吸収。

ゴール前200mから冷静にスプリントを開始し、抜群のスプリント力を発揮した河野翔輝選手が1位でゴール!

ロードレースで自身初の優勝を飾りました。

<リザルト>

1位 河野翔輝

徳田優(DNF)

山本哲央(DNF)

河野選手「最後の逃げには追いつけないかも、これは2位かなと頭によぎった瞬間もありましたが、最後の登りに入ったところで目の前に姿が見えて、ギリギリキャッチできました。最後は他の選手からワンテンポ遅れて踏み始めましたが、スプリントには自信があったので冷静に自信を持って行きました。勝てて一安心しています。」

第 4 回 JBCF まえばし赤城山ヒルクライム

日時:9月25日(日)7:00~

開催地:前橋合同庁舎(前橋市立前橋高等学校)エリア ⇒ 赤城山総合観光案内所

距離:20.8km(平均勾配 6.4% 最大勾配 9.7% 標高差 1,313m)

出場選手:徳田優、山本哲央、河野翔輝、沢田時

詳細:https://jbcfroad.jp/race/172/

LIVE配信: 第 4 回 JBCF まえばし赤城山ヒルクライム

群馬三連戦の最終日は赤城山のヒルクライム。ツアー・オブ・ジャパン以来のレース出走となった沢田時選手の復帰戦でもありました。

宮崎監督曰く、"ヒルクライムなのであまり得意なコースではないことは分かっていたので、前半は時(沢田)のサポートをしつつ各自のベストを尽くして走ろうということだけを決めて"走りました。

沢田時選手は、先頭集団からは遅れたものの4ヶ月ぶりのレースとは思えない力強い走りで17位でゴール。

宮崎監督「時に関してはコンディションが良いことは分かっていましたが復帰戦なので未知数な部分もありました。レースを走っていなかったので体が高いレース強度に慣れていないというところはあったと思います。ただ、本人も手応えはあったようですし、残りシーズンは僅かですがレース感覚を取り戻していけるようにコンディションを整えていきます。今後にご期待ください。」

<リザルト>

17位 沢田時

24位 河野翔輝

29位 山本哲央

32位 徳田優

少ない人数でレースに参加しなくてはいけないという状況の中でも、河野選手の優勝や、調子の良さを覗かせた沢田選手の復帰、優勝まであと一息の山本選手などシーズン後半戦にも期待が持てるレースを見せてくれました。今週末はOITAサイクルフェスでクリテリウムとロードレースを走り、世界選手権組は来月に控える世界選手権に向けて渡航します。

引き続き、チーム並びに選手の応援をよろしくお願いいたします。

今回も沢山の応援を本当にありがとうございました!

チームの動きや選手の様子なども紹介していく予定ですので、インスタグラムの投稿やストーリーズも合わせてチェックしていただけると幸いです。

▼Instagram

【公式】ANCHOR (@anchor_bridgestone) • Instagram photos and videos



Text: Lynn Watanabe Photo: Satoru Kato

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