【トラックアジア選手権2020】女子スプリントで太田4位、出場枠に向けポイント獲得


レース名:トラックアジア大陸選手権2020 ASIAN TRACK CHAMPIONSHIP 2020
開催日:2019年10月18日〜21日
開催地:韓国・鎮川(ジンチョン)
種目:女子エリート スプリント  2019年10月20日 
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手:太田りゆ

photo from More Cadence

10月20日、韓国にて行われたアジア選手権にて、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの太田りゆが4位となりました。3位決定戦での対戦相手はTEAM BRIDGESTONEの機材サポート、小林優香選手(Dream Seeker Racing Team)でした。



スプリントとケイリン種目は、オリンピック選考においては表裏一体のようなもの。スプリントに出場できた選手はケイリンに出場する権利を持ち、その逆もそう。

女子ケイリンでは国別ランキングは高順位にあり、上位7カ国という出場1枠は獲得できそうな日本ですが、スプリントでも出場枠を獲得するため、日本選手が上位でポイントを稼ぐ必要があります。

「5位以内に入っていれば、ポイントとして多くもらえるのはわかっていたので、目標はそこに置いて挑みました」(太田)


*予選

対戦形式となるスプリントの予選は、200mを走りながら計測するフライング・タイムトライアル。ハロンとも呼ばれるこの種目でのタイム、順位で本戦での対戦相手が来まります。予選トップの選手が10秒750のタイムを出しますが、太田は11秒147で6位。小林選手は11秒093で5位にて本線に進みます。

予選200mFTT リザルト
1 LEE, Wai Sze (HKG) 10秒750
2 ZHONG, Tianshi (CHN) 10秒832
3 LEE, Hoi Yan Jessica (HKG) 11秒058
5 KOBAYASHI Yuka 小林優香 (JPN) 11秒093
6 OHTA Riyu 太田りゆ (JPN)11秒147



*本戦

第1回戦を危なげなく勝った太田、準々決勝にて予選3位のリー選手(香港)と対戦し、1本目こそ落としましたが、2本目と3本目をしっかりと勝ちきって勝利。準決勝進出を果たしました。

「彼女(リー選手)はいま世界ランキング15位。私が38位の状況での対戦、予選タイムも彼女のほうが速く、言ってみれば格上の選手との勝負ではありましたが、3本勝負の2、3本目をとって勝ち切れた。その時点で順位が4位以内になったのでこれが気持ちの入ったレースでもありましたし、たぶん生まれて初めて(ゴール時に)ガッツポーズが出たぐらいの3本目でした」(太田)



準決勝の対戦相手は予選2位のゾン選手(中国)。1本目は最終コーナーから相手に加速され先着を許し、2本目も同様にゾン選手は逃げ切り勝利。太田と小林選手は3位決定戦で対戦。太田は4位となり、ともにオリンピック出場枠獲得へ向け、ポイントを加えています。

「いいレースだったんじゃないかと思います、今までやってきたことが出せたと感じています」(太田)



(左:太田、右;小林選手)


【リザルト】 2019/10/20 アジアトラック選手権 女子エリートケイリン
1 LEE, Wai Sze (HKG)
2 ZHONG, Tianshi (CHN)
3 KOBAYASHI, Yuka 小林優香 (JPN)
4 OHTA Riyu 太田りゆ (JPN)

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