【トラックアジア選手権2020】男子オムニアム/橋本が金、アジア選3度目の勝利


レース名:トラックアジア大陸選手権2020 ASIAN TRACK CHAMPIONSHIP 2020
開催日:2019年10月18日〜21日
開催地:韓国・鎮川(ジンチョン)
種目:男子エリートオムニアム 10月19日
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手
橋本英也

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10月19日、韓国・鎮川(ジンチョン) でのトラックアジア選手権2020・男子エリートオムニアムにて、TEAM BRIDGESTONE Cycling 橋本英也(チーム ブリヂストン サイクリング /JPCU岐阜)がで金メダルを獲得しました。2016年、2018年に続き3度目のアジアチャンピオンとなっています。



「全体を振り返ると、自分の作りたいレースができたのがよかったと思っています。最初の3種目でリードして、それをキープしていく。これからのワールドカップ、世界選手権を踏まえて、そういうレースをしたかったので」(橋本)。

これまで出場したアジア選手権、そしてアジア大会でも勝利し、「勝って当たり前」を意識的に発言してきた橋本。その言葉通りの結果となりました。それぞれのレースを振り返ります。



1) スクラッチ

10km、トラック40周を走り、着順にポイントが加算されるスクラッチ。序盤から集団で進んだレース、終盤にて選手数名が先行。それを最終周回を見るタイミングで橋本が追い上げましたが、先頭には届かず2位に。

1 ZAKHAROV Artyom(KAZ)
2 HASHIMOTO Eiya 橋本英也(JPN)
3 LEUNG Ka Yu(HKG)



2) テンポレース

毎周回の1位選手に1ポイントが与えられるテンポレース。36周回のポイントを争います。序盤から先頭グループに入った橋本が積極的に先頭ポイント獲得。さらに後半で先頭4名は追い抜きに成功し20ポイント獲得し、橋本が獲得ポイント1位。

「自分から行きたいところで行って、主導権を握りつつ展開できました」(橋本)。2レースを終えて総合でも1位に。

1 HASHIMOTO Eiya 橋本英也(JPN)
2 LEUNG Ka Yu(HKG)
3 ZAKHAROV Artyom(KAZ)



3) エリミネーション

2周回ごとに最後尾の選手が除外されるエリミネーション。中盤以降に何度か最後尾の危険に陥るものの、加速を繰り返し前方に。最後は橋本を含む3名となり、後ろから橋本が加速し3位選手を除外、そのままのスピードで残り2周を走り切り、1位でゴール。

「常に前方にいたかったのですが、1位になってよかったです」(橋本)

1 HASHIMOTO Eiya 橋本英也(JPN)
2 SHIN Dongin (KOR)
3 ZAKHAROV Artyom(KAZ)



最終) ポイントレース

25km、トラック100周で行われるポイントレース。これまでの得点を持ち点に、10周回ごとのポイント周回で1着から4着までポイントを獲得、追い抜きは20ポイントを獲得します。

暫定総合2位のザカロフ選手(カザフスタン)との攻防が目立ちます。序盤にポイントを先行された橋本、「計算しながら走っていました」とし、次のポイント周回では1位を取り、逆転を許しません。ところが中盤、アタックした橋本の1着を反則とみなされ加点なし、ザカロフ選手が一気にポイント差を詰めます。



しかしその後に橋本は着実なタイミングで後のポイント周回にて2位、1位を獲得。ポイント差を広げながら最終周回へ、3度のオムニアム・アジア王者を獲得しました。

「ワールドカップでは金メダルを目指します。今はメダルが獲れる位置にいると思うので、しっかりメダルを獲得し、世界選手権、そしてオリンピックへと繋げていきたいです」(橋本)



【リザルト】2019/10/19 トラックアジア選手権2020 男子エリートオムニアム
1 HASHIMOTO Eiya 橋本英也(JPN) 135pts
2 ZAKHAROV Artyom (KAZ) 127pts
3 SHIN Dongin (KOR) 121pts

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