【UCIトラック世界選手権大会 】Part1 男子チームスプリントで5位 1走を長迫が務める
UCIトラック世界選手権がチリ・サンティアゴで開催。日本代表として選出された河野、山本、兒島、長迫が参加。男子チームパーシュートやチームスプリント、スクラッチなどで世界に挑戦し、各選手が持ち味を発揮。粘り強い走りで健闘を見せた。
UCIトラック世界選手権大会2025
日程: 10月22日~26日
開催場所: チリ・サンティアゴ ペニャロレンベロドローム(1周・250m)
出場選手: 河野翔輝、山本哲央、兒島直樹、長迫吉拓
リザルト: https://www.uci.org/race-hub/2025-tissot-uci-track-world-championships/7vqxzkJL5d8YW57jQiad4S
年に一度開催されるUCIトラック世界選手権が、チリ・サンティアゴで行われた。
日本からはナショナルチームとして19名が派遣され、チームブリヂストンサイクリングからはそのうち4名が選出。
世界各国の強豪選手が集い、最高峰のパフォーマンスを競うこの大会は、オリンピックに向けた各国の強化状況を確認できる重要な機会でもある。
結果はもちろん、緊張感のある大舞台で活躍することに大きな意味があり、より良い内容を求めて選手たちは全力で挑んだ。
男子チームパーシュート 世界の強豪に挑み15位
16カ国が出場した男子チームパーシュートには、河野、山本、兒島、そして窪木一茂選手の4人が出走した。
この競技は、4人1組で先頭交代を繰り返しながら4kmを走り、3人目のフィニッシュタイムで勝敗を競う。
1走の河野が序盤のペースメイクの励み、1kmを1分3秒で通過。続く中盤も順調にラップを重ねたが、3kmを過ぎた終盤で隊列が乱れてしまう。
3人目の通過タイムが計測対象となる中、2名が先行した状態での走行となり、隊列を崩してフィニッシュ。最終的に日本チームは4分0秒120で15位となった。
リザルト
1位 デンマーク 3分43秒784
2位 オーストラリア 3分45秒786
15位 日本 (河野翔輝、山本哲央、兒島直樹、窪木一茂)4分0秒120
男子チームスプリント 長迫の力走光る
男子チームスプリントには長迫が出場した。
この競技は、3名が1周ずつ先頭を務めながら交代で走行し、最後の選手のフィニッシュタイムで勝敗を競う。
まず予選に臨むと、1走を務めた長迫が全体トップのタイムで好スタートを切り、2走目へと繋げた。最終走者も安定した走りを見せ、チームは42秒991で全体6位のタイムを記録し、1回戦へ進出した。
1回戦の相手は強豪・オーストラリア。8チームによる対戦方式で、相手チームを上回れば勝利となる。
ここでも長迫が予選に匹敵する力強い走りを披露し、1走区間ではオーストラリアを上回るタイムを刻んだ。2走目終了時点でもリードを維持したが、最終周で逆転を許し、惜しくも決勝ラウンド進出を逃した。
それでも、敗退した4チームの中で最速タイムをマークした日本は最終順位5位。高いレベルでの健闘を示す結果となった。
リザルト
1位 オランダ 41秒691
2位 イギリス 42秒060
5位 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太) 42秒991※予選時 
男子スクラッチ 山本が終盤の追走から先頭合流し8位に
指定された距離を最初に走りきった選手が勝者となるスクラッチレースに山本が出場。
24名で争われた10kmの決勝は、序盤から逃げが繰り返される展開。
終盤、数名が先行するも山本はメイン集団で機をうかがい、ポルトガルの選手と協力して追走を開始。
2人で力を合わせて先頭グループへ合流した。
優勝争いの動きには届かなかったが、最後まで粘り強く走り切り、8位でフィニッシュした。
リザルト
1位 AUGENSTEIN Moritz ドイツ
2位 DORENBOS Yanne オランダ
8位 山本哲央 日本
Text Ryo Kodama
Photo:JCF
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