【UCIトラック世界選手権大会 】Part2 兒島がポイントレースで4位健闘

0月22日~26日にかけて行われたUCIトラック世界選手権。個人競技を中心に選手たちの活躍を紹介する。

UCIトラック世界選手権大会2025
日程: 10月22日~26日
開催場所: チリ・サンティアゴ ペニャロレンベロドローム(1周・250m)
出場選手: 河野翔輝、山本哲央、兒島直樹、長迫吉拓
リザルト: https://www.uci.org/race-hub/2025-tissot-uci-track-world-championships/7vqxzkJL5d8YW57jQiad4S


男子インディヴィデュアルパーシュート 河野・山本が挑むも上位進出ならず

IMG_8919.JPG

4kmのインディヴィデュアルパーシュートには河野、山本が出場。
今回のチームパーシュートメンバーでもある2人だったが、両名ともに狙っていた走りとはならず、河野が20位、山本が24位となった。

リザルト
 1位 CHARLTON Josh イギリス 4分2秒844
2位 PEDERSEN Rasmus デンマーク 4分5秒092

20位 河野翔輝 日本 4分20秒138
24位 山本哲央 日本 4分23秒795

男子ポイントレース 兒島、攻めの走りでメダル目前の4位

250m×160周=40kmで争われたポイントレース。
10周ごとに訪れるポイント周回では、1着5ポイント、2着3ポイント、3着2ポイント、4着1ポイントが付与されるほか、集団を追い抜くとラップ認定され+20ポイントが加算される。
24名が出場し、日本からは兒島が出走した。

前半はイギリスの選手が集団追い抜きを成功させ、他の選手たちが追う展開に。兒島も適宜ポイントを加え、上位争いに加わる。
9回目のポイント周回では1着通過を果たし、その勢いのまま集団追い抜きにも成功。一気に暫定2位へと浮上した。

IMG_8918.JPG

中盤以降も各選手が着実にポイントを重ね、兒島は順位をやや落とすも依然としてメダル圏内を維持。
残り20周でも得点を加え3位を確保したかに見えたが、最終周回でフランスの選手が大量得点を挙げて逆転。
惜しくもわずか1点差で4位となった。

リザルト
1位 TARLING Joshua Michael イギリス 56pt
2位 MOORE Peter アメリカ 48pt

4位 兒島直樹 日本 40pt

男子マディソン 激しいラップ合戦の中、窪木・兒島ペアが12位

IMG_8923.JPG

250m×200周=50kmで争われたこのレースには兒島と今大会オムニアム競技で準優勝した窪木選手がペアを組んで出走。
2人1組で規定周回を走るチーム競技で、10周毎に訪れるポイント周回で1着5ポイント、2着3ポイント、3着2ポイント、4着1ポイントが付与されるほか、集団を追い抜くとラップ認定され+20ptが加算される。

序盤から強豪国がラップを取り合う展開が続く速いペースでレースは進行。日本もこの動きに乗りたかったが、流れに乗れず苦戦。タイミングよくポイントを奪うも順位を大幅に上げるには至らない。
最終的に2回のラップを決めたチームで優勝争いが行われるなど非常にハイレベルなものに。
後半もうまく持ち直すことができなかった日本チームは5pt獲得の12位でフィニッシュ。
距離も長くハードな展開に苦しめられた。

リザルト
1位 ベルギー 40pt
2位 イギリス 40pt

12位 日本 5pt 

マディソンをもって5日間の世界選手権が終了。
日本チームとしては複数枚メダルを獲得するなど大きな活躍をみせた。
チームブリヂストンサイクリングとしても長迫や兒島の活躍をはじめ、高いパフォーマンスがみられ、今後の期待感の高まる大会となった。
この大会で得た経験と成果を糧に、チームは次のシーズンへ向けて新たなスタートへ。世界の舞台で得た課題を成長へとつなげ、さらなる飛躍を目指す。

Text Ryo Kodama
Photo:JCF

最新記事

イベント

Article

前の記事へ