【シマノ鈴鹿ロードレースクラシック 】河野が逃げ集団に食らいつき9位フィニッシュ
8月30日~31日にかけて、第40回シマノ鈴鹿ロードレース大会が三重県鈴鹿市にある「鈴鹿サーキット」にて開催された。
チームブリヂストンサイクリングは31日に行われたJCF公認大会ロードレースクラシックに出場。河野翔輝、岡本勝哉、矢萩悠也の3名が参加した。
レースでは、中盤にできた逃げ集団に河野が加わり、最後まで奮闘すると9位でフィニッシュした。
第40回シマノ鈴鹿ロードレース大会 クラシック 男子
日程: 8月31日(日)
開催場所: 鈴鹿サーキット(三重県 鈴鹿市)5.81km×10周=58.1km
出場選手: 河野翔輝、岡本勝哉、矢萩悠也
リザルト: https://suzukaroad.shimano.com/result/2025/039-1.pdf
日本最大級のレースイベント「シマノ鈴鹿ロード」 選手たちが積極的に展開
シマノ鈴鹿ロードレースは、三重県 鈴鹿サーキットを舞台に毎年夏に行われる日本最大級のサイクルロードレースイベント。参加カテゴリーも豊富でビギナーから国内プロ選手まで多くの参加者が競う。
会場ではイベントブースも賑わいを見せていて、ブリヂストンサイクルもブースを出店。選手たちも使用する「RP9」をはじめ車体の試乗が行われていた。
また、日頃サポートいただくブランドブースへも立ち寄り。選手たちは日頃の感謝を直接伝えることができた。
レースはF1などモータースポーツで使用されるフルサーキットを走行。1周5.8kmのコースは緩急あるアップダウンを繰り返し、スピードの持続力が求められる。
3名と少人数での参加となったが、団結して結果を残すべく戦った。3名と少人数での参加となったが、団結して結果を残すべく戦った。
前半、ホストチームであるシマノレーシングチームらを中心に人数を揃えるチームが積極的に展開する。
やがて3周を消化すると逃げ集団ができ、数名が先行。4周目に差し掛かった直後に河野も集団前方から前の集団に飛び乗る動き。
「そこまできつくなかった」と本人が語ったようにこの周にはリードする集団に追いついた。
河野を加えた逃げ集団は順調にタイム差を拡大し、メイン集団から1分以上の差をつける。
この集団での勝負を見据えて河野は後半に備えた。
メイン集団につけていた岡本、 矢萩も次の展開に備えて戦局を見つめた。
残り2周となり、逃げ集団では、仕掛け合いが激しくなる。この集団で人数を揃えるチームが積極的に展開。単独で立ち回る河野はやや武が悪い状況。これらの動きで一度逃げ集団は分裂し、河野が後続に取り残されたものの、最終周回では再び前方に復帰して最後の勝負に繋げた。
残り2km以降はシマノレーシングチームが集団スプリントに向けて逃げ集団のペースを上げる。対して河野は残り400mからアーリースプリントで対抗する。最後は集団に飲み込まれてしまったが、メイン集団からは逃げ切って9位でフィニッシュ。
また、その追う集団前方では岡本が17位でレースを終えた。
【リザルト】
1 中井唯晶(シマノレーシング)1:16:07.09
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+00.53
9 河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)+04.01
17 岡本勝哉 (チームブリヂストンサイクリング)+18.69
85 矢萩悠也(チームブリヂストンサイクリング)+1:32.64
選手コメント
河野翔輝
「トラックレースとの兼ね合いもあるので、わかってはいたんですが、屋外の練習が少なく、暑さへの順応期間が足りなかったかなと思いました。
暑さで後半にバテる可能性もあったので、まずは様子を見ていました。
走っていると思っていたよりも体が動いてくれたので、勝負が決まるであろう逃げには後から単独で合流して追いつくことができました。追いつく際もそれほどキツくなく、手応えは良かったですね。自分含む逃げグループもいいメンバーが揃っていたので、立ち回りをかなり考えさせられました。
結局、早めのスプリントで仕掛けましたが、さすがに少し距離がありましたね。途中の立ち回りも悪くはなかったので、スプリントの入り方をもう少しよくできていれば順位を一つ二つ上げられたのかとも思いました。」
Text , Photo:Ryo Kodama
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