【THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025】河野が展開作るもチームは完走に全力
7月13日に東京都の多摩地域を舞台にTHE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025が開催された。
男子エリートカテゴリーには河野翔輝、山本哲央、岡本勝哉、矢萩悠也、梅澤幹太、三浦一真が参加。
チームは途中幾度か見せ場を作ったが決定的なチャンスは掴めず、山本哲央の26位を最高位としている。
THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025
日程: 7月13日(日)
開催場所: 東京都 多摩地域 122.8km
出場選手: 河野翔輝、山本哲央、岡本勝哉、矢萩悠也、梅澤幹太、三浦一真
リザルト: https://www.the-roadrace-tokyo.jp/2025/wp/wp-content/uploads/2025/07/TRRT-CM_02.pdf
UCI公認の国際レースに 多摩で2回目の熱戦へ
東京2020大会の自転車ロードレースのオリンピックレガシーとして開催されたのが「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025」。
2023年に続いて2回目の開催となり、チームは前回大会のチャンピオンとしても注目された。今回はUCI(国際自転車競技連合)公認の国際大会となり、海外チームも含めた16チームが出場。選手層もより厚く、難易度が上がったレースに挑んだ。
コースは、武蔵野の森公園をスタートした後、東京2020大会と同じルートを取りながら青梅市へ向かう。
青梅市を巡る周回コースを4周した後にフィニッシュする133.8kmのレースとなった。
前半はパレード走行区間を経た後に各チームがアタックを試みる。
チームブリヂストンサイクリングも同様に仕掛けると、レース開始後まもなくできた逃げに梅澤や三浦が喰らい付く場面もあった。
©︎大前仁
さらに逃げの展開を作りたい選手たちが慌ただしく仕掛ける中、河野がアタックを決めて逃げグループを作る。最終的にこのグループを起点に勝者が出ており、鋭いレース感を発揮した。
逃げグループは後半に差し掛かり、アップダウンの多い区間で勝負が始まると、河野は耐えきれず後退。力を出し切ると、後に続くチームメイトの活躍を見守った。一方、先行する選手たちを追った後続では各選手がそれぞれ奮闘。
ここでは山本哲央の26位を先頭にチームは4名が完走した。
【リザルト】
1 ロレンツォ・クアルトゥッチ ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ 2:46'29"
2 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテ VC FUKUOKA + 3"
26 山本哲央 チームブリヂストンサイクリング +3’53"
39 矢萩悠也 チームブリヂストンサイクリング +6’53"
41 岡本勝哉 チームブリヂストンサイクリング +7'18"
56 三浦一真 チームブリヂストンサイクリング +7’18"
DNF 河野翔輝 梅澤幹太
選手コメント
河野翔輝
「コースの難易度も高く、組み立て方が難しいレースではありました。チームとしては、はじめに梅澤選手が動いて、その後自分が動きました。スプリントポイントを絡めて動けば逃げることができると思っていたので、アタックしました。途中で逃げから溢れてしまいましたが、仕掛け方は良かったと思いますし、休暇明けにしてはよく体が動いてくれたと思います。全日本選手権トラックまでまだ日程があるのでしっかり練習して体を仕上げていきたいです。」
THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025をもって7月のロードレース参戦は終了。
チームは8月22日(金)〜25日(月)の4日間で開催される全日本自転車競技選手権大会-トラックでの優勝を次の大きな目標として準備を進める。
Text :Ryo Kodama
Photo :大前仁 , チームブリヂストンサイクリング
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