【全日本自転車競技選手権大会 個人タイムトライアル Men U23】終始安定したペーシングで梅澤幹太が3位表彰台
6月29日、渡良瀬遊水地にて全日本選手権 個人タイムトライアルが開催された。
Men U23カテゴリーには梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介がチームから出場。終始安定した走りをみせた梅澤が3位表彰台を獲得した。
全日本自転車競技選手権大会 個人タイムトライアル Men U23
日程: 6月29日(日)
開催場所: 渡良瀬遊水地 栃木県栃木市、群馬県板倉町( 36.5km=7.3km×5)
出場選手: 梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介
リザルト:https://jcf.or.jp/download/communique9-2/?wpdmdl=80326&refresh=686130534095c1751199827
全日本U23個人TT 渡良瀬の平坦コースでタイトルを狙う
6月29日、全日本選手権 個人タイムトライアルが渡良瀬遊水地で行われた。
コースは谷中湖北側半分を囲うようなレイアウトで、ほとんど高低差の無い7.3kmを周回する。風向きや夏の高温など、対策すべき要素は多々あるが、平坦基調のコースという点はチームにとって有利に働く要素となる。磨き上げたスピードを1つ武器とし、自信を持ってタイトル獲得に挑戦した。
16名によるレースは8名ずつ2つのウェーブに分かれ、タイムアタック形式で実施された。第1ウェーブに出走した木綿は、1周目で基準となるタイムを記録。続く周回でも大きく崩れることなくまとめた。トップスピードの維持には苦戦したものの、落ち込みを最小限に抑えてゴールし、他選手の結果を待つことに。
続く第2ウェーブでは梅澤が1走目として出走。序盤から勢いよく飛び出すと、1周目終了時には暫定トップに。以降も力強い走りを見せ、ラストの区間でも再び加速して締めくくる。最終的に全体3位のタイムを記録し、「今の状態としては良い走りができた」と振り返った。
三浦も後に続き、1周目の前半で好タイムを叩き出すなど気迫の走りを披露。中盤で一時ペースが落ちたが、その後は立て直して粘り強く走り切り、全体8位でフィニッシュ。U23初年度ながら落ち着いたレース運びが光った。
結果的にチームは表彰台を獲得し、事前に設定した目標を達成することができた。
また、その立役者である梅澤が来年もこのレースへの参加権を持っていることや、伸びしろを持つ木綿、三浦もU23カテゴリー1年目であり、翌年以降もタイムトライアルへの期待が高まる。
【リザルト】
1 橋川 丈( 愛三工業レーシングチーム)44:49.18
2 望月 蓮(TEAM BUFFAZ GESTION DE
PATRIMOINE) +11.50
3 梅澤幹太(チームブリヂストンサイクリング)+36.36
8 三浦一真 (チームブリヂストンサイクリング)+1:15.69
14 木綿崚介(チームブリヂストンサイクリング)+4:15.88
選手コメント
梅澤幹太
「正直なところあまり準備ができていなくてバイクセッティングも当日調整する部分もありました。そんな中では、いい走りができていたのかなと思います。レース中はあまり他の選手の情報は気にしないようにしていて、自分の走りだけに集中したことでペースを乱さずにタイムをまとめられました。
直近の目標は全日本選手権トラックがあるので、そこで優勝できるようにコンディションを合わせていけたらと。今回のタイムトライアルも表彰台には乗れましたが、悔しいので来年ロードレースと合わせて優勝を狙えたらと思います」
Text :Ryo Kodama
Photo :Satoru Kato
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