【全日本自転車競技選手権大会 ロードレース U23】梅澤幹太が7位でチーム最高位 終盤まで力を尽くす
6月21日から22日にかけて全日本自転車競技選手権大会ロードレースが開催された。
21日に行われた23歳以下の男子を対象としたMen U23カテゴリーには山下虎ノ亮、梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介が参加。
119名が出走し、22名のみが完走と厳しいレースで終盤に追い込んだ梅澤幹太が7位でレースを終えた。
若き日本一を決める戦い 全日本選手権U23
第93回 全日本自転車競技選手権大会ロードレース Men U23
日程: 6月21日(土)
開催場所: 静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター(8.0km /周)8.0km×14周=112.0km
出場選手: 山下虎ノ亮、梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介
リザルト:https://jcf.or.jp/download/communique5/?wpdmdl=80271&refresh=68562f3187cc71750478641
日本一を決める全日本自転車競技選手権が今年も開催。カテゴリー別にチャンピオンが誕生するこのレースのMen U23(23歳以下の男子)部門には山下、梅澤、三浦、木綿が出場。
登り区間を多く含む112kmのレースで同年代の選手らとしのぎを削る。
レースは午前中に行われ、1日を通して比較的涼しい時間帯から始まるが、すでに気温は高く、暑熱対策は必須。アイシングや冷たい補給の準備を施して大一番に備える。
レースは前半から数名が逃げる展開が続く。何度か選手が入れ替わりながら逃げと追うメイン集団の格好に。
暑く、そしてペースも速い中で脱落する選手が続く中、チームブリヂストンサイクリングも半周を過ぎる頃まで全員が集団内で耐えてみせた。
7周目を過ぎて梅澤が本格的に動き始めると、集団からの抜け出しやペースアップで揺さぶりをかけた。
最終的に同じタイミングで動いた2名に先行を許したが、梅澤は勝負所であった厳しい局面で20名ほどの追走集団に残った。
この追走集団は先頭から1分ほど後方でレースを進めたが、最終周回には大きなタイム差が付き、レースは先頭2名の勝負となる。
さらに追走2名がこの後を追うと、梅澤は5位を争う集団で最善を尽くすべく戦った。
コースのほとんどが登りと下りで構成されるサイクルスポーツセンター。
ラスト500mも厳しい上り勝負が待ち受ける。
トップからおよそ2分30秒後に現れた集団もまばらになりながら最後の登坂へ。最後まで力強くバイクを進ませた梅澤は7位でフィニッシュした。
また、完走は叶わなかったが、山下、三浦、木綿も終盤まで奮闘。
三浦、木綿は速いレース展開と暑さに上手く対応できなかったとアンダーカテゴリー1年目のレースを振り返った。
【リザルト】
1 森田叶夢 京都産業大学 3:20:55
2 橋川 丈 愛三工業レーシングチーム +00:00
7 梅澤幹太(チームブリヂストンサイクリング)+02:34
DNF 山下虎ノ亮、三浦一真、木綿崚介
選手コメント
梅澤幹太
「前半は登りをペースで走りつつ、下りでポジション(集団での位置)を上げる効率的な走りでこなしました。体力の消耗も抑えられていたので、残り半分を過ぎた頃から動きましたが、ここで力を使い過ぎてしまった気がします。
ただ思っていたよりレースを動かすことができていたので、内容としてはよかったです」
Text :Ryo Kodama
Photo :Satoru Kato , Ryo Kodama
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