【第22回 石川ロードレース】主力を欠いた長距離レース 梅澤幹太12位がチーム最高位
6月8日、福島県石川郡にて石川ロードレースが開催された。
チームブリヂストンサイクリングからは山本哲央、山下虎ノ亮、梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介が参加。13.6km×10周=136.0kmのハードな長距離レースの終盤に山本と梅澤が残る。最終周回は1名が逃げ続け、それを追う集団で梅澤が奮闘。結果的に12位でレースを終えた。
JBCF 第22回 石川ロードレース
日程: 6月8日(日)
開催場所: 福島県石川町・浅川町周回コース 13.6km×10周=136.0km
出場選手: 山本哲央、山下虎ノ亮、梅澤幹太、三浦一真、木綿崚介
リザルト:https://jbcfroad.jp/wp-content/uploads/2025/03/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%83%88_JPT-1.pdf
全日本選手権前の最終実戦、結果を求めながらもベースアップを図る
前日の石川クリテリウムに引き続き、石川ロードレースが開催。クリテリウムの落車の影響を受けて河野翔輝、岡本勝哉、矢萩悠也が欠場に。
人数の少ない中でのレースともあり、チームとしては厳しい展開になることが予想されたが、不足の事態にどれだけ対応ができるのか試される。
また、この石川ロードレースが6月21−22の全日本選手権に向けた最後の長距離ロードレースとなり、そこに向けたベースアップを図る機会でもある。勝利を狙うことはもちろん、136kmと長く険しいレースを完走することも一つ目標となった。
レーススタート後、1周目の後半上り区間で早くも力のある数名が先行。山本がしっかりとここに加わる。
この逃げはまもなく集団が吸収し、やがて次の逃げ集団が動く。
チームブリヂストンサイクリングは集団内で前を追う展開に。厳しい登坂に加えて気温も一時30度を記録しており、ハードなコンディション。メイン集団に控えているだけでもかなり厳しいようで、周回を重ねるごとに人数は大きく減ってゆく。
7周目にメイン集団は逃げ集団を捕まえると再びアタックの応酬へ。
この動きでペースが上がり、集団には山本と梅澤が残るのみに。
8周目、さらに厳しい絞り込みがかかった流れから2名が先行。追走のメイン集団も20
名ほどとなり、梅澤のみが喰らいつく。
最終周回になると逃げた選手間でも動きがあり、1名のみが先行する状態に。
梅澤含むメイン集団でも既に消耗激しく先頭を十分に追うことができず、2位争いを狙った雰囲気に。登り区間でも集団は崩れることなくフィニッシュへ。梅澤は12位でレースを終えた。
【リザルト】
1 金子宗平 群馬グリフィンレーシングチーム 3:19:02
2 阿見寺俊哉 アヴニールサイクリング山梨 +00:16
12 梅澤幹太 チームブリヂストンサイクリング +00:20
DNF 山本哲央、山下虎ノ亮、三浦一真、木綿崚介
選手コメント
梅澤幹太
「(前日の落車で)少数メンバーになってしまったこともあって、チームとして大きなプランは持たず、全日本選手権に向けて苦しい場面を耐えるということで集団に残っていました。
最後、(2位争いの)集団に残ったのですが、同じ全日本選手権のU23カテゴリーに出場予定の選手も何人かいたので、アンダーカテゴリー内での現状自分の実力が把握できました。今から劇的に能力を上げることはできませんが、自分の力を最大限出せるよう調整していきたいです」
福島県石川町での連戦が終了。クリテリウムでは3位表彰台を獲得と一つ結果を持ち帰ることができた。
次回出場のレースは6月21日、全日本選手権U23カテゴリーに加え、22日、全日本選手権エリートカテゴリーへ参加を予している。
Text :Ryo Kodama
Photo :Satoru Kato
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