2021年の初レース、沢田が故郷へ凱旋し新調CX6で勝利【シクロクロス】

2021年の初レース、沢田が故郷へ凱旋し新調CX6で勝利【シクロクロス】

2021年、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの初レースとなる、関西シクロクロス 第9戦 希望が丘大会に、チームブリヂストンMTB、沢田時が勝利しました。
沢田のレポートをお届けします。

photos: Toshio KOMATSU, Team Camera


大会名:関西シクロクロス 第9戦 希望が丘大会
開催日:2021年1月10日(日)
開催場所:滋賀県野洲市・希望が丘文化公園
カテゴリー:C1
リザルト:優勝
天 候:晴れ
コースコンディション:ドライ

2021年の初レース、そして日本チャンピオンとしての最初のレースを関西シクロクロス 希望が丘大会で迎えた。会場の滋賀県野洲市は地元であり、特にこの希望が丘には深い思い入れがある。滋賀に住んでいた頃には数え切れないほどにシクロクロスのレースや練習に通い、陸上部だった中学生の頃には競技場に何度も足を運んだ。スポーツ選手である今の自分を育ててもらった場所であると言っていい。そして子どものときからずっとお世話になり、応援頂いている関西シクロクロスの方々に日本チャンピオンとしての姿をお見せできることをとても楽しみにしていた。

また今回は2021モデルのCX6を急遽小林監督に組み上げてもらい、新車でのお披露目レースとなった。基本的なジオメトリーは変わらないが、従来型よりもフロントフォークの振動吸収性が良くなっており、特に下りでの路面からの突き上げが改善されていて非常に乗り心地が良い。ケーブル類はレースに影響する部分だけを内装する合理的なつくりになっており、バイクを降りた場面でも扱いやすい。関西シクロクロスの会場でも何台か見かけて嬉しかった。

コンポーネンツは去年から使用しているシマノGRX Di2のフロントシングルモデル。あの過酷な全日本の泥レースでもノートラブルであり、オフロードでの信頼性は非常に高い。特にブラケットの形状は卓越しており、悪路でも非常に握りやすくブレーキのタッチも良い。フロントシングルではチェーントラブルが懸念されると思うが、自分の場合はチェーンデバイスは装着していないにも関わらずこれまで一度もチェーン落ちのトラブルは経験していない。フロントシングルはMTBで使い慣れている上に、日本のコースではメリットしかないと感じている。今回はフロント42T、リアは11-28Tのカセットを入れた。ちなみにフロントギヤはいつも42Tで、全日本のときのような登りの厳しいコースだけ11-32Tのカセットを使うようにして調整している。

また、この日もう一つのお披露目となったWAVEONE製の日本チャンピオンジャージはシクロクロス用に作られたシクロデュアルスーツ。パンツ部分まで裏起毛となっていて保温性が高いだけでなく、フルジップ式のワンピースで上体を起こし易くランニングでも快適だ。

身体の調子としては全日本のときを10とするならば6か良くても7くらいだと感じていた。すでにMTBシーズンに向けたトレーニングを開始し、ベースを作っている段階だ。それでも例年よりは身体が動いているので、日本チャンピオンとして恥ずかしくない走りを目指してレースに臨んだ。主催者のご好意で最前列に並ばせて頂き、関西シクロクロス独特の温かい雰囲気を味わいながらスタートを待つ。

テクニカルセクションに入るまでは2番手につけようと考えていたので、落ち着いてスタート。最初の砂利道の登りはかなりスピードが出るので、前に出ないだけでかなり体力を温存できる。もし今日が全日本であっても同様に後ろにつける作戦にしただろう。連続するヘアピンコーナーでは常に前の選手よりイン側でコーナーを抜けるようにする。こうすると続くコーナーで自分の方がアウト側のラインを取れるので脚を回しながら余裕を持って曲がることができる。逆に前の選手はアウト側のラインを相手に塞がれてしまうので曲がり難く感じるはずだ。シクロクロスは速く走るために様々な細かいことを積み重ねている。単なるパワー勝負でないからこそ面白い。

コース上の2回目の登りで一気に仕掛けて先頭に立つ。続くキャンバーは入り口でかなりスピードを落とす必要があるので先頭で入っておきたかった。ミスなくこなして数秒のタイム差を得ることに成功。あとは自分のペースで走り切るのみ。沢山の方が注目して自分の走りを見てくれていることを感じていたので、フィニッシュまで力を緩めることなく走り切ろうと決めていた。

希望が丘のコースでラップタイムを上げるためのポイントは最初の砂利の登りを終えた後の緩斜面でどれだけ踏めるかだと思う。単独になってからもこのセクションはエアロポジションでしっかりと踏むようにして、後ろとのタイム差を広げていった。キャンバーセクションは沢山の方が見ているのでミスをしないか緊張したが、全周回を通してスムースに走ることができたと思う。硬い路面で轍が殆どできていなかったので滑りやすかったが、谷側に重心を持ってくるようにするとタイヤのグリップをフルに使えて安定して走れた。また根っこを乗り越える際もリアタイヤまでしっかりと抜重してパンクのリスクを減らすように気を遣った。

50分弱の短いレース時間だったが、後半にかけてラップタイムを上げながら想定以上に身体が動いて調子良く走り切ることができた。地元でのレースで勝利し、幸先の良い2021年のスタートとなった。

非常に気温が低く、寒い中でのレースでしたが、たくさんの方々に応援頂けたことに感謝しています。地元で久しぶりにお会いした方々に「全日本のときライブ中継観ていたよ!」「本当におめでとう!」と沢山の声をかけてもらいました。本当に嬉しかったです。今回地元に帰ってきて関西シクロクロスを走ることができ、たくさん応援して頂けていることを肌で感じることができました。2021年シーズンへ向けた大きなモチベーションを頂きました。
これからも日本チャンピオンとして更に進化した走りをお見せできるように精進していきたいと思います。

2021年も宜しくお願い致します。
ありがとうございました!

TEAM BRIDGESTONE Cycling
沢田 時

【リザルト】
レース名: 関西シクロクロス 第9戦 希望が丘
開催地:滋賀県野洲市 希望が丘文化公園
コース長:16.8km=2.4km x 7lap

1 沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)46:24.9
2 川村誠(ネクストステージ)+2:09
3 岩田祐樹(36隊/cyclespaceHalo)+2:15

tokibike.jpg

使用機材

バイク:ANCHOR CX6
https://www.bscycle.co.jp/anchor/bikes/cx6/index.html

コンポーネンツ: SHIMANO GRX Di2
https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/grx-di2.html

シューズ:SHIMANO S-PHYRE XC9

ヘルメット:Kabuto IZANAGI スペシャル・チームカラー
(https://www.ogkkabuto.co.jp)

グローブ:Kabuto SFG-2(ブラック)

ウエア:Wave One シクロデュアルスーツ       
http://www.wave-one.com

サングラス:OAKLEY Jawbreaker(PRIZM TARAIL TORCH)
        
サプリメント:SAVAS(株式会社明治)(http://www.meiji.co.jp/sports/savas/
【レース前】 ピットインエネルギージェル 栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
【レース後】 リカバリーメーカーゼリー

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