2020トラック全日本選手権 11/8 男子1kmタイムトライアル、沢田12位

【2020トラック全日本選手権 】 11/8 男子1kmタイムトライアル、沢田12位

レース名:第89回 全日本自転車競技選手権大会 トラック・レース
開催日:11月8日(日・大会最終日)
開催地:群馬県・ヤマダグリーンドーム前橋 
種目:1kmタイムトライアル
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手:沢田桂太郎

2020年トラック全日本選手権種目、1kmタイムトライアルに、昨年のチャンピオンであるTEAM BRIDGESTONE Cycling沢田桂太郎が出場、12位という成績となりました。現役競輪選手が多く参加し、これまでにない高レベルで僅差の戦いでした。

(photo: Satoru KATO, Kanako TAKIZAWA)

3日目のマディソンで、近谷と共にチャンピオンになった沢田桂太郎は、中距離勢の中で唯一、1kmタイムトライアルに出場しました。

昨年のチャンピオンであり、1分2秒590という大会記録を持っている沢田ですが、今回は誤算があったようです。

「エントリーする時点で僕、短距離メンバーが出てくるというのを知らなくて。松本で合宿していた時に、タイム出たら出場しようかと言われて、軽いノリで計ったら1分2秒台が出て......というか、自己ベストが出たんですよ。これはいけるかもしれないってエントリーしたら、後から後から短距離の人たちが......(笑)」

多くの競輪選手たちが次々と1分2秒台を出し、この競技でタイムを出すことを目標として定めていた9組目発走の新田祐大(ドリームシーカーレーシングチーム)は、1分1秒台を叩き出します。

驚異的な記録の後、最終走者として発走した沢田は、思うようにスピードに乗せきれません。

「シッティングからさらにスピードに乗せようと思ってさらに踏んで、いつもは残り半周あたりでくる疲労感が残り2周に入る直前くらいにきちゃって。これはやばいと思って、丸々1周を踏めずに惰性で行った感じでした」

いつもより早い疲労感の原因は、合宿で自己ベストを出したときよりも1枚重いギヤのチョイスでした。

「トップの人たちが好タイムを絶対に出すので、そこに並ぶくらいの気持ちで行くのであれば、ギヤをそこそこつけないとダメだなと思って。踏み切れたら自己ベストが出せるし、踏み切れなかったらどっちにしろ勝てないからそれでいいやと、いつもより重めのギヤをかけて行ったんですけど、完全にミスでしたね」


結果は、1分3秒711の12位。

「悔しいですね、一人でもいいから短距離勢を負かしたいと思って、自分の存在を見せられたらなと思ったんですけど。やっぱり新田さんは本当に強いですよね。大会記録がもうしばらくは出せないなと思います。来年、再来年、チャンスがあったらまた出たいですけど。団抜き(チームパーシュート)の1走をやっているのもあるので、1走ならそこそこタイム出さないと」と、チームパーシュートの1走としての責任感を語りました。

【リザルト】2020/11/8 トラック全日本選手権 1kmタイムトライアル
1 新田祐大(ドリームシーカーレーシングチーム)1:01.551
2 中野慎詞(ドリームシーカーレーシングチーム)1:02.011
3 小原佑太(JPCA)1:02.260
12 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1:03.711

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