スポーツバイクはじめの一歩

スポーツイヤーとなる2020年がはじまり、今年から新しいスポーツに取り組んでみようと考えている人も多いのではないでしょうか。
サイクルスポーツに興味がある方向けにスポーツバイクに乗りはじめる際のいろはをご紹介していきます。


1.スポーツバイクの魅力って?

スポーツバイクの魅力は何と言っても、風を切って走る爽快さにあります。街並みや四季の変化を五感で感じながら汗を流すと、気持ちもリフレッシュするはずです。
ランニングなどの他の持久スポーツに比べて運動強度が低く、長時間にわたって有酸素運動を継続できるので、フィットネスとしても優れているのも特徴です。低負荷での運動なので美脚効果も期待でき、女性にもおすすめです!

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自動車や電車に乗っていては気づくことのできない変化や発見に、スポーツバイクであれば出会えることも多い

2.バイクを選ぼう

一口にスポーツバイクと言っても、いくつかの種類があり、目的によっておすすめの車種は違ってきます。ここでは、アンカーのラインナップから3種類のバイクを紹介します。

ロードバイク

長距離を走るのに適した形状をしています。特徴的なハンドルはドロップハンドルと呼ばれ、いろいろな箇所を持ち換えながら走ることができるため、長時間走行の際に、腕や上半身の疲労を分散させることができます。上位モデルはフレーム素材にカーボンを使用することで、車体重量8kgを下回るようなモデルもあります。プロ選手は平均時速40km/h以上で200kmを超えるレースを走ったりもします。

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MTB(マウンテンバイク)

山道などのダートコースを走るための1970年代後半にアメリカで誕生した自転車です。頑丈なフレームに、太いタイヤ、段差などで衝撃を吸収するためのサスペンションが装着されています。ボリュームのあるルックスと安定感のある走行性で、街乗り用として愛用する方も多いです。
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フラットロード

ロードバイクのジオメトリ(形状)にフラットハンドルを採用することで、ロードバイクに比べて前傾のきつくない乗車姿勢で乗ることができます。長距離を走るのであればロードバイクの方が適していますが、街中を走る通勤や通学には最適のモデルと言えます。

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3.予算を考えよう

スポーツバイクに乗りはじめる際に、予算を気にする方も多いのではないでしょうか。ロードバイクの場合を例にとると、下は10万円を下回るものから、フラッグシップモデルになると100万円近いものまで、価格帯は非常に幅広いです。価格を決定する要素としては、フレームの素材(カーボンやアルミ)やコンポーネント(ブレーキや変速機の総称)グレードが大きく影響します。またアンカーではアップチャージすることでホイール等をグレードアップして購入することも可能です。
どなたにとってもフラッグシップモデルが一番適したモデルかというと、そうではなく、人それぞれの楽しみ方や目的、やってみたいことなどによってオススメのモデルは変わります。自分に合ったモデルが分からない場合は、どんな風にスポーツバイクを楽しみたいかをショップスタッフに伝えれば、ぴったりのモデルを紹介してくれます。

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どのモデルを購入すれば良いか悩んでしまったら、専門家であるショップの方に相談してみよう

スポーツバイクを購入する際に1点注意したいのが、乗りはじめるにはバイク以外にも準備(購入)しなければいけないものがあるということです。
最低でも前後ライトとベル、ヘルメット、スポーツ車用の空気入れは購入時に揃えたいところです。アイウエアやグローブ、専用シューズも揃えるとなると3~5万円程度かかると考えておいた方が良いでしょう。そのような出費も踏まえて、どのモデルを購入するかを考えてみてください。最後に自転車保険にも必ず加入するようにしてくださいね。

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アンカーの完成車には、ライトとベル、リフレクターが付属している。まずは付属のものを使ってみて、こだわりが出てきたらお気に入りのものに買い替えてみるのも手だ

4.スポーツバイクで気をつけたいこと

もっとも重要なことは、"スポーツバイクは軽快車にくらべてスピードの出る乗り物である"と認識することです。万が一、歩行者や自動車と事故を起こした際には、スピードが速いぶん、被害も大きくなってしまいます。しっかりとまわりの状況を把握し、止まろうと思ったときに、(自分のブレーキスキルで)すぐに止まれるスピードで走行するようにしてください。また、交通ルールを守り、車道を走るという点もぜひ守ってください。

運動負荷が低く、長時間運動できてしまうため、気づくとエネルギーが枯渇して身体が動かない、なんてことも起こりえます。無理に走り続けることなく、適度な休憩やこまめな補給食はスポーツバイクを楽しむうえで大切です。

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無理をしないで適度に休憩を取ることは、安全にスポーツバイクを楽しむうえでも大切

最後に、パンクやチェーン落ちなど小さなトラブルはスポーツバイクにはつきものです。パンク修理やチェーンの直し方などは、なるべくできるように覚えておいた方が、安心して走れるでしょう。定期的なメンテナンスや自分では解決できないトラブルを購入したお店に任せてしましょう。


スポーツバイクは、レースやイベントに出るだけでなく、美しい景色を見に行ったり、おいしものを食べに行ったり、新しい仲間を作ったりと楽しみ方は人それぞれです。
今後もアンカーブログでは、色々な楽しみ方の提案をしていきたいと思いますので、一緒にサイクルライフを楽しんで行きましょう!

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