チームパシュート日本記録を更新、結果7位【'19-'20 UCIトラックW杯第4戦ニュージーランド】


(窪木、今村、近谷、沢田)


photo: JCF, More Cadence

2019年12月6日に行われた、2019-2020 UCIワールドカップ第4戦・ケンブリッジ大会/チームパシュートに出場したTEAM BRIDGESTONE Cyclingは、1回戦で3分56秒287のタイムを出し、日本記録を1秒以上更新しました。
しかし順位決定戦進出には及ばず、7位となりました。

前週開催のW杯香港大会でのチームパシュートでは、日本記録を超えられず、今大会へと持ち越しへ。さらに今大会では1回戦突破から4位までのリザルトを目指していたTEAM BRIDGSTONE Cyclingの4選手、窪木一茂、近谷涼、今村駿介、沢田桂太郎。


2020年東京での本大会に出場するために、オリンピックポイントとして加算されるこのW杯での3大会分の高得点が必要です。先のW杯では7位のポイント、今大会ではさらに高いポイントを稼ぐ必要がありました。

予選を3分59秒802のタイムで6位通過。1回戦での対戦相手となったのは予選で日本よりも遅いタイム、3分59秒907で7位だったロシアです。1回戦突破への期待も膨らみ、その気概で戦いに臨んだ日本でした。

日本チームの1回戦での走りは順調、交代のタイミングも前週よりも板につき、結果は3分56秒287。これまでの日本記録3分57秒488を1秒以上上回り、自身のベストを更新できましたが、トップ4入りには、まだ足りませんでした。

相手となったロシアは1回戦でその実力を発揮。そういえば前回の香港大会では日本のベストよりも早い3分53秒台で走っていたロシアは、最初の1周目から日本より速いタイムを出し、そのまま走り切ります。結果53秒台でこの対戦を勝ち上がりました。



(近谷、沢田、窪木、今村)


ベストタイムを出しても、まだ世界舞台は遠くにありました。日本チーム=TEAM BRIDGESTONE Cyclingの選手たちのコメントです。


「日本記録を更新できたのは良かったのですが、目指していた55秒を出したかったなというのが本音です。
これまで2戦走ってきて、タイムは上がっています。次のブリスベンではみんなでしっかり話し合い、チームワークでタイムを出したいと思います」(近谷)


「まず57秒台の壁を突破できたのは素直に嬉しいです。相手チームが前に見えないこともあって、きついペースで走りましたが、1回戦の結果は7位、オリンピック前の各国の強さを肌で感じています。次のブリスベンではタイムをさらに1秒1秒更新していけるよう、記録更新を目指しがんばります」(今村)


「日本記録更新は嬉しいですが、順位がイマイチだったのが、悔しさが残る感じです。ただ一歩ずつ着実に記録は伸ばせているので、今後も伸ばし続けていければなと思っています」(沢田)


「記録更新は嬉しいですね。予選で1秒しか変わらなかったロシアだったので、勝てるかなという気持ちはみんなあり、勝ちたかったのが本音でしたが。
 また自分に関しては体調不良が続いていて、決勝でみんなに迷惑をかける形になるなと思って心配していました。でも思いのほか走れ、 みんなが互いにフォローし合ってくれたことで、今日はいいタイムが出たかと思います。記録更新を次のブリスベンで狙って走ります」(窪木)


(沢田)


このようにみな一様に記録更新を喜ぶ口調ですが、その実、悔しさがそれを上回っているのが冷静な言葉選びの裏に感じられます。まずは己を超えることを実現したブリヂストン選手は、次の大会で現在のフォーメーションをより強化にし、さらなるタイムアップを図ります。

『彼を知り己を知れば百戦あやうからず』自分を知り、敵を知ることが勝利につながります。チームブリヂストンは世界舞台での己の立ち位置を身をもって理解しました。2020年本大会参戦まで、ブリヂストンには諦める気持ちはありません。

最後の最後まで、なにがあるか分からないのがスポーツの世界。私たちチームブリヂストンはこれまで何度も、最悪の状況から最高の結果を出してきました。その理由は単純明快、チーム員全てが最後まで自分のできることを自ら探し、そして確かに行ってきたからです。

そして今、窪木、近谷、今村、沢田の4名は、自分がなすべきことを自覚し、その精度を毎回の走りの中で確実に上げてきています。それはまさに諦めない選手たちの魂の叫び、これまで幾度も劇的な勝利を収めてきたブリヂストン選手たちの、そのレース前夜のようにチームには見えています。

CHASE YOUR DREAM. 夢は追わなくなったときにその輝きを失い、油絵のように固まり懐かしがられるもの。しかし追い続ける限り夢も生き続け、輝き続け追うものたちを照らします。

チームブリヂストンは、みなさまの応援に大きな力に変え、さらなるタイムアップ、そして高順位を狙います。次週、オーストラリアで迎える2019年最後のワールドカップでの、みなさまの熱く大きな声援、応援をブリヂストン・チームパシュート選手たちへ、よろしくお願いいたします。



(沢田、窪木、今村、近谷)


【リザルト】
2019/12/6 UCIW杯ケンブリッジ大会 チームパシュート

1 スイス SUI 3:50.359
FROIDEVAUX Robin, IMHOF Claudio,
BISSEGGER Stefan, RUEGG Lukas, (SCHMID Mauro)

2 オーストラリア AUS 3:52.412
WELSFORD Sam, HOWARD Leigh,
PORTER Alexander, SCOTT Cameron, (O'BRIEN Kelland)

3 ニュージーランド NZL  3:50.712
GATE Aaron, GOUGH Regan
KENNETT Dylan, KERBY Jordan, (KERGOZOU Nicholas)


【1回戦 リザルト】
ロシア RUS 3:53.403
BERSENEV Nikita, GONOV Lev,
SMIRNOV Ivan, SVESHNIKOV Kirill

日本 JPN 3:56.287
KUBOKI Kazushige 窪木一茂、
CHIKATANI Ryo 近谷涼、
IMAMURA Shunsuke 今村駿介、
SAWADA Keitaro 沢田桂太郎


最新記事

Article

前の記事へ 次の記事へ