【2019ジャパンカップ】クリテリウム 孫崎5位、沢田9位、ゴールスプリントで高順位

2019ジャパンカップ クリテリウム 孫崎5位、沢田9位、ゴールスプリントで高順位

(孫崎、沢田)

レース名:ジャパンカップ クリテリウム
開催日:2019年10月19日(土)
開催地:栃木県宇都宮市中心部
コース長:38.25km=2.25kmx15周(予定)
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手
石橋学、黒枝士揮、沢田桂太郎、近谷涼、平塚吉光、孫崎大樹

photo: Midori SHIMIZU / Team CAMERA

10月19日、栃木県宇都宮市中心部にて行われた《ジャパンカップ クリテリウム》にて、TEAM BRIDGESTONE Cycling 孫崎大樹が5位となりました。ワールドツアー選手を相手どっての高順位でした。



(孫崎、沢田、黒枝、近谷、石橋、平塚)


宇都宮市街地で毎年開催されるジャパンカップ クリテリウム。日本最大級の国際ロードレース大会となる《ジャパンカップ》の週末、その開幕ともなるクリテリウムです。

参加選手の総数は118名、グランツール(3大自転車レース)を走るワールドツアー選手たちも多く参加するシーズン終盤の一大レース。観客もサイドフェンスに鈴なり、毎年3万人前後の観客を数える、日本有数の注目レースです。



スタートは15時40分。降っていた雨は止み、天候は曇り。序盤に逃げた数名選手の逃げを容認する形ではありますが、集団はほぼ一つになって進み、その先頭付近で孫崎、沢田桂太郎、近谷涼の3名が、ひしめき合うという言葉通りに肩をぶつけ合いながら、確かな位置取りを進めています。



(近谷、沢田、孫崎)


途中に3回設けられたスプリント賞、最初の2回をチームは逃したものの、チームが狙っている作戦で大まかに進んでいます。当初の作戦は、孫崎と近谷とで最終コーナーに向けて集団内で有利な位置を確保し、最後に沢田、黒枝士揮2名のスプリンターを送り出すというものでした。



(孫崎、沢田)


しかし9周目の後半、集団内で大きな落車が発生。そのためにレースは一度中止となり、残り5周という地点から再スタートとなりました。それまでに培っていた体制は一度そこで組み直し。すべての選手が最終コーナーからのスプリントに向け、自分のなすべきことを始めます。

ラスト2周目、それまでの前方での展開を続けていたブリヂストン選手たち。主に孫崎と沢田が互いに間合いを計りながら近くで展開していましたが、


「ラスト1周の時点で(チーム員が)バラバラになってしまって。最後のストレートで集まろうとしたんですが集まれず。
最後自分が士揮さん(黒枝)と沢田の近くから最終コーナーに突っ込んでいったんですが、その時点で僕の後ろには(チームが)いないし、逆に僕がいい位置にいたので、自分が行けるところで粘っていくしかないと思い、そこから切り替えてもがいたのですが、それで勝てるほど甘くはなくて。。。」(孫崎)

結果、最後までスプリント勝利を狙って孫崎と沢田が上位選手たちに挑みますが、孫崎5位、沢田9位という結果となりました。


(ゴールスプリントの模様)


「残り2、3周まではまとまっていましたが、最後散ってしまったのが、海外チームに劣るところという感じなのかなと思います。また僕自身もジャパンカップのような大きなレースは初めてだったんで、レース経験が浅くて詰めが甘かったという感じですね」(沢田)

海外チーム、選手との力の違いを、走り慣れた日本の環境の中で体験できるジャパンカップ。明日はロードレースです。勝利を狙うTEAM BRIDGESTONE Cycling選手たちの走りに、ぜひご期待ください。



(左から:スタジエ古川、平塚、石橋、孫崎、六峰監督、黒枝、近谷)


【リザルト】2019/10/19 Japan Cup Criterium
1 エドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)0:13:33
2 ソンニ・コルブレッリ(バーレーン・メリダ)+0:00
3 ブレントン・ジョーンズ(デルコ・マルセイユ・プロヴァンス)+0:00
5 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:00
9 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:00
22 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:00
82 近谷涼(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:24
90 平塚吉光(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:39
113 石橋学(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+2:55

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