全日本に向けてスタッフが出来る準備とは?【東日本ロードクラシック修善寺大会詳報】

皆さん、こんにちは。先週末にはJPROツアー第6戦・第7戦東日本ロードクラシック修善寺大会が2日間にわたって行われました。

今回の舞台は、チームブリヂストンサイクリングのトラック選手たちがいつも練習を行っているホームバンク、伊豆ベロドロームを擁するサイクルスポーツセンター内にある5kmサーキットコース。

今回は、窪木選手、橋本選手、今村選手、兒島選手、松田選手の5名がアジア選手権に出場しているため、徳田優選手、山本哲央選手、河野翔輝選手の3名での参加となりました。

3名という少ない人数での参加のため、チームでのプランは用意せず、個々での目標達成を念頭に置きレースに臨んだ今大会。

来週には全日本選手権ロードを控えているため、監督やメカニックなど、チームスタッフも選手がレースに集中できる環境を整えるために補給の渡し方などの最終確認を行いました。

2日間のレースの様子や、スタッフ側のレースに向けた準備について宮崎監督へのインタビューを主軸に今レースを振り返ります。

第56回東日本ロードクラシック修善寺大会DAY1,DAY2

日時: 6月18日(土)13:15-14:45、6月19日(日)11:50-15:10

場所: 日本サイクルスポーツセンター(5km サーキットコース)

距離: 5km ×10周=50km、5km×22周=110km

出場選手: 徳田優、山本哲央、河野翔輝

大会詳細: https://jbcfroad.jp/race/160/https://jbcfroad.jp/race/185/

LIVE配信:https://youtu.be/g_MOp3j-u4M?t=18410 (DAY1)https://youtu.be/YA-awP-dxOs(DAY2) 

レース会場となったサーキットは、1周5kmの中で平坦がほとんどなく、激しいアップダウンが続く厳しいコース。

13時15分、定刻通りにレースがスタートすると、2周目には愛三工業レーシングチームの渡邊選手が飛び出し5名の逃げ集団が形成されます。

20秒ほどのタイム差を広げたり縮めたりしながらレースが進んでいくと、後半7周目にはメイン集団からもマトリックス小林選手を含む数人が追いつき先頭は11名に。

ハイペースで激しい展開が続き、集団の人数も絞られます。

ラスト周回、残り1500m程で6名まで絞られた先頭集団から小林選手(マトリックス)がトマルバ選手(キナンレーシングチーム)を振り切り単独で抜け出しゴール。

今回チームブリヂストンサイクリングは勝負に絡むことはできず、河野選手が27位でゴール。

<リザルト>

27位 河野翔輝

32位/ U-23 ネクストリーダー 山本哲央

徳田優(DNF)

宮崎監督「今回の修善寺のコースは登りがきついので自分たちには向いていないと言うこともあってのこの結果だったと思います。(山本)哲央はチェコ遠征から帰ってきたばかりで時差やむくみなどもあって今回は調子が出なかったです。来週の全日本が大事なレースになってくるので、選手たちには"明日はもっと距離が長いので、より辛い環境の中でも追い込んで走ることを目標に"ということだけ伝えています。明日も怪我なく走りきれるように頑張ります。」

DAY2

DAY2は出走85名中、完走23名と言う非常に過酷なレースとなりました。体を冷やすための水ボトルや、補給用のVAAMは(3時間のレース、3名の選手で)約25本程補給されたことからも、レースの厳しさが伺えます。

レース中の補給食やピットイン、レース後のプロテインもこのように準備されています。

雨だったDay1とは一転、晴れて気温も上がり、蒸し暑い中でレースがスタート。

スタート直後に11名の逃げが形成され、4周目には30秒、5周目には45秒と少しずつ距離を離し7周回目には1分20秒ほどまで広がります。

残り3分の1を残した14周目あたりからメイン集団が距離を縮め、16周には先頭集団を吸収します。チームブリヂストンサイクリング は、残り7周のところで徳田選手、河野選手がドロップ。ラスト4周のところで山本選手もドロップしてしまいます。


ラスト5周回のところで逃げた4名から、トマルバ選手(キナン)、小林選手(マトリックス)の2人がさらに抜け出し一騎討ちに。ラストは登りでアタックを決めた小林選手が1位でゴール。チームブリヂストンサイクリングには厳しい結果となってしまいました。

U-23ネクストリーダージャージは山本選手が安定のキープ。

<リザルト>

山本哲央(DNF)

徳田優(DNF)

河野翔輝(DNF)

宮崎監督インタビュー

レース後の宮崎監督に、今回のレースについて、そして来週に迫った全日本選手権についてインタビューを行いました。

ーー今日のレースを振り返っていかがですか。

来週全日本を控えている中で、(今日は特に暑かったので)「暑い環境の中でも距離をしっかりと走れるように」と言うことはレース前に選手たちに声かけしました。河野に関してはゴールまで行けることを目標にしていましたが、今回は厳しかったです。(山本)哲央に関しては、チェコ帰りということもありで少し調子を崩していましたが、彼のキャリアにとって海外遠征での経験はそれ以上に価値があったと思います。

ーー来週には全日本選手権ロードがありますね。

そうですね。毎回レース後にもう少しこうしてあげられたかなと準備不足を反省することも多いのでサポートできることは全てしてあげたいと思っていますが、全日本は特別な大会で思い入れも強いです。

「勝たせてあげたい」という気持ちも特に強いので、そこに対してスタッフ側で準備できるところはできるように今回も来週に向けてのリハーサルの意味での確認もしました。

ーースタッフ側の準備とは具体的にどのようなところですか?

今日は暑かったので、(全日本も暑くなるかはわからないですが)氷を排水溝ネットに入れて渡してみたり、補給で氷をどのように渡すかなども確認しました。今日のレースではVAAMのボトルに氷をつけて渡しましたが、体の冷却に氷と水を使いたいため、「氷は水のボトルにつけて欲しい」という選手からの意見をもらったので来週はその点を改善します。無線がないレースでの傾向を掴んだり、捕食の面ではレース後に何を食べるかなども明治さんにサポートいただきながら準備しています。熱中症対策として全日本では経口補水液も準備する予定です。

ーー監督の準備は完璧に見えますが、それでも毎回反省点があるのですね。今回は厳しい結果でしたが、来週は環境も整った状態でアジア選手権組も合流した8人で臨む全日本選手権に期待しています。

皆様、今回も沢山の応援をありがとうございました。サバイバルなレースでしたが、来週に迫る全日本選手権ではタイトルを獲るべく選手が100%発揮できるように監督、メカ、スタッフも環境を整えてチームは前向きに準備をしています。レースの裏側での動きにも、是非注目してみてくださいね。

現地からチームInstagramのストーリーズなどで選手やスタッフ、レースの様子をお届けする予定ですのでぜひフォロー、チェックをお願いいたします。引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします!

Text: Lynn Watanabe Photo: Satoru Kato



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