【~カラダは食べたものからできている~日々の栄養から選手の最高のパフォーマンス発揮に貢献を】 明治の栄養サポート

ザバス、VAAM、PITIN。明治さんの商品は、選手にとって競技生活に欠かせないものです。レースでのエネルギー補給から、リカバリー、コンディショニング、そして日常で不足しがちなたんぱく質・ビタミン・ミネラル補給まで様々な場面でお世話になっており、チーム活動に同行すると「そばになくてはならない存在」であることをいつも肌で感じます。

そして、商品だけではなく、長年多くのトップアスリートを栄養面から支え結果を出してきたノウハウで、管理栄養士さんによる栄養サポートもいただいています。

今回は、チームブリヂストンサイクリングへ栄養サポートを行っていただいている(株)明治 横澤かなえ管理栄養士にインタビューを行い

①チームとの歴史
②管理栄養士から見たチームブリヂストンサイクリングの選手
③栄養サポート
④新商品「ザバス プロテインバー」

についてお話を伺いました。

<写真:横澤管理栄養士

チームとの歴史

ーーチームブリヂストンサイクリングへの栄養サポートはどのような経緯で始まったのですか?

チームブリヂストンサイクリング とは前進のブリヂストンアンカー時代から栄養サポートを行っており、ちょうど2000年から"ロードで世界を目指す"という目標の下活動をしていたブリヂストンアンカーの理念に共感をし、世界で戦う選手を栄養からサポ―トする取り組みが具体的に始まりました。

耐久スポーツの中でも消費エネルギー量を始め、消耗が激しい自転車競技は栄養補給が非常に大切。エネルギー源の他、リカバリーやコンディショニングに役立つ商品を持っている強みも活かし、栄養サポートという面から明治が役立てるところがあるのではないかと考え、長年時代に合わせた形で選手の競技力向上をサポートしてきました。

また、自転車界の王者が結集するチームブリヂストンサイクリングの選手に憧れて競技を始める方も多いと思うので、そうした選手たちのサポートを行い自転車競技の特性に合わせた栄養補給の方法やサプリメントの活用方法などを発信することで間接的に競技者やサイクリストの競技力向上もサポートし、日本の自転車界に貢献できればという思いもあります。

<写真:高体連でのジュニア選手育成指導の様子>

②管理栄養士から見たチームブリヂストンサイクリングの選手について

ーー次に横澤さんから見た自転車競技、チームブリヂストンサイクリングの印象を伺いたいと思います。まずチームブリヂストンサイクリングの選手の印象はありますか?

第一印象としてひたむきさ、真面目さを感じました。常に高みを目指す向上心や貪欲さにはとても学ぶことがあります。

ーー全面的に同意します。横澤さんはサッカーやラグビー、陸上競技選手の栄養サポートもされていますが、自転車競技選手のスポーツサプリメントの摂り方にはどのような特徴があるのでしょうか?

各競技では、カラダづくり、筋力アップのためのプロテイン摂取やカラダをしぼるためのアミノ酸摂取、トレーニング・レース中のエネルギー補給や練習後のリカバリーとしてのプロテイン補給など目的やタイミングごとに明治の様々な商品を活用頂いています。

その中でも自転車競技(ロードレース)ではトレーニングやレースで100㎞前後、多くて200㎞の距離を乗りこなし消費するエネルギーも数千Kcal、多い時で4000Kcalになることもあります。徳田選手は5時間のトレーニングの際には補食のパンなどに加えメインのエネルギー源としてピットイン エナジージェルを4本使うこともある、と仰っていましたが、それだけエネルギー補給が必要でなので、補給のタイミングや内容の戦略がとても重要になる競技というところは特徴の1つかなと思います。

徳田選手のように、サプリメントをいかにうまく使うかが戦略上重要であると選手が実感されていることも多いですね。

また、カラダづくりの面で言うと、楽に自転車を漕ぎスピードを上げるには体重の軽さも重要になるので、カラダをしぼることに注力されるロードの選手は多いですが、カラダをしぼることに加え筋力アップもしっかりと行い、スピードとパワーの両立で日本のロードを制したい、と考えるチームブリヂストンサイクリングの選手はトレーニングにプラスしザバスのプロテインも積極的に活用しています。

ーー競技によって特性が違うかと思いますが、それぞれの競技と栄養摂取の関係性についてはどのように学ばれているのですか?

今であればネットなどで競技や栄養情報を集めることは難しくないですが、実際に練習やレースに帯同することが一番の競技や選手理解に繋がっているかなと思います。分からないところは直接選手に聞いてしまうことも多いですが、チームブリヂストンサイクリング選手は熱心に優しく教えてくれます。

ーーチームブリヂストンサイクリングの選手は優しい選手が多いですよね。

栄養サポートについて

ーーここから明治さんに行っていただいている栄養サポートのお取り組みについて詳しく教えてください。

現在はベテランの徳田選手や、若手選手も含めて5名の選手の栄養サポートを行っています。

まず、各選手の目標にしていること、そのために食やカラダづくりに対してどのような課題を持っていて今後どうしていきたいのか、カウンセリングを行い共通理解を持ちます。その課題を解決・改善するために、栄養面からのアプローチとして、定期的に選手の食事内容の写真を送ってもら普段の食生活や栄養素の過不足傾向を確認、食事やサプリメントの摂り方をアドバイスする、というのが基本的な流れになります。

アドバイスの部分では、選手に栄養の知識を押し付ける方法では一時的な改善にしかならないため、選手の状態やニーズを丁寧に把握しながらサポートをすることを意識したいと思っています。今年はパリ2024オリンピックに向けての大切な一年になってくるのでそれを意識した取り組みが多いですね。

また、今年は若手選手も多く、初めての自炊に不安を持っていたり食事のスタイルが確立されていない選手もいます。選手それぞれの普段の食の傾向を掴みながら、明治が提案する「栄養フルコース型」の食事の実践の仕方を一緒に考え、最終的には選手自身が考え食を管理できる力も培って行けるよう支援していきたいと考えています。

ーー選手の食事を見ての印象はどうでしたか?

スポーツ選手はルーティーンを持っている方も多いと思うのですが、毎朝食べるものが決まっている選手やごはんの量をきっちり測って食べている選手もいたりと性格も現れるところだなと思います。

自転車競技は消費カロリーが多く、いかに日々の食事でエネルギーを摂取するかがカギになるので、炭水化物(糖質)をしっかりと摂るという意識は共通してどの選手からも感じられました。

徳田選手へは長く栄養サポートしていますが「栄養フルコース型」の食事を十分に理解して実践されています。なかなか摂取しづらい果物もしっかり摂っている印象がありますね。果物は苦手なようなのですが、「ビタミンを摂るためのサプリメントだと思って食べている」と仰っていてカラダづくりのために食事もトレーニングの1つとしてしっかりと取り組む意識の高さが伺えました。

<写真:徳田選手提供>

ーーレース遠征時などはコンビニなどでご飯を買う機会も多いと思うのですが、コンビニ食でも気をつけられる部分はありますか?

コンビニの食材も選び方を工夫すればアスリートにとっての理想の食事を取ることはできます。アスリートの基本食は「栄養フルコース型」の食事ですので、例えば丼だけで済ませるのでなくサラダ、ヨーグルト、果汁100%のジュースをつけたり、たんぱく質が足りないと感じればプロテインドリンクやプロテインバーを追加したり、といったことが考えられます。

また脂質が気になる選手では、同じ丼でもカツ丼ではなく親子丼を選ぶ、ヨーグルトは低脂肪のものにする、など。食材の選び方で脂質は結構変わってきますので、そうした部分もポイントの1つかなと思います。

また、その時どうしても摂れない食材があったら家に帰ってから食べることも1つの手です。もちろん徳田選手のように毎食栄養バランスの整った食事が摂れることがベストではありますが、一般の方など、そうできない場面もあると思うのでその場その場でのベターを探し、少しの積み重ねを日々実践することが大切だと思っています。

ーー完璧を目指すことよりも継続できることが大事ですよね。ベストではなくベターをというのはアスリートでなくても意識できるポイントですね。

新商品「ザバス プロテインバー」について

ーー最後に明治さんの製品についてもお聞きしていきたいと思います。プロテインバーのお話が出ましたが、《ザバス》からも待望のプロテインバーが発売されたのですよね。どんな商品なのですか?

そうなです、ありがとうございます。商品のコンセプトとしては、「おいしい本格プロテインバー。」1本でたんぱく質が15g取れるため、しっかりとたんぱく質を摂りたいというニーズに応えつつ、味にもこだわって作った商品です。

元々商品開発を担当する部署にもいたのですが、プロテインバーの原材料のたんぱく質はそのまま食べると独特の風味があって好みが分かれます。その風味を消すための地道な検討も含め・明治のお菓子の技術力を活かした、自信を持って薦められる商品ができたなと思っています。

ーーザバスファンが待ち焦がれた商品ですね。自転車競技選手はどのようなタイミングで摂取すると良いのでしょうか。

一般のロードレーサーの方であれば、ライドを終えた後、空腹で帰宅しないための補食や、レース後のリカバリーとして。毎日シェイカーやお水を持ち歩くのも難しいと思うので手軽にプロテイン補給が出来るという意味で役立つのではないかなと思います。

長距離のレースではレース中にも固形物が食べたくなることも多いと聞きますので、そういった場面でも是非。持ち運びやすいサイズ感で1本200kcal程あるためご活用いただけたらと思っています。

ーー袋も開けやすく、サッと食べられるので補給食としても重宝されそうですね。横澤さん、貴重なお話をありがとうございました。選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できている裏側には明治さんだからこそできる手厚い栄養サポートがあるのだということを実感しました。いつも本当にありがとうございます。

発売後すぐに私もコンビニでゲットしてみましたが、デスクワークで時間がない日の軽食などにも良さそうだなと思いました。横澤さんの仰っていた通り、しっとりして味もとても美味しいです。

4月4日の発売からまだ一週間程ですが、ザバス プロテインバーは既に選手たちのお気に入りになっている様子。

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今回のスポンサー紹介は皆大好き明治さんでした。今回新発売のザバス プロテインバー だけでなく、不動の人気のプロテイン《ザバス》を使ったオリジナルレシピも公開されています。

スイーツだけではなく、コクを生かした肉味噌丼などの食事系のレシピも気になります...!是非日々の栄養管理、たんぱく質の補給の参考にしてみてくださいね。

Interview&Text: Lynn Watanabe

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