【年末のごあいさつ】宮崎監督・小林監督からみなさまへ

今年は、2018年にチームブリヂストンサイクリングと名称を変更した時から、最大の目標として掲げてきた、東京オリンピックが開催されました。

チームパシュートでの参加は叶いませんでしたが、脇本選手がケイリンとスプリント、橋本選手がオムニアムで出場することができました。

ただ、同時に世界の壁の厚さをあらためて痛感させられました。これは3年後のパリオリンピックへの大きな課題です。

また、チームメンバーが大きく入れ替わり新人3名の加入で戦力ダウンが危惧されましたが、結果はご存知の通りの急成長で、今ではチームの大事な戦力となっています。

22年はパリオリンピックへの出場枠争いが始まります。

来年も引き続きご声援よろしくお願い致します。

TEAM BRIDGESTONE Cycling

ロード・トラック監督 宮崎景涼

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2021年は母国開催の東京2020オリンピックMTB競技への出場機会を最後まで準備し、全日本選手権MTBクロスカントリーエリートにおいてはXCOとXCCの2冠を達成することができました。
先ずはファンの皆様、スポンサー、サプライヤー、家族、仲間たち、全ての関係者各位の応援に心からお礼を申し上げます。

そして、今日まで多くの時間と苦楽を共にしたチームライダー平野星矢と沢田時に感謝します。

私たちMTBチームは、これまで一貫して「チームとして勝つ」ことを目指してきました。MTBクロスカントリーは個人競技ですが、チームが一つになって勝利を掴むスタイルです。しかし、チームはジャージを着る私たち3名のことだけではありません。沢山の方々が私たちと一緒にTEAM BRIDGESTONE Cycling MTBチームとなり、夢を追いかけ、それを実現しました。
今季は2月早々の過酷な雪上トレーニングを皮切りに、3月から強化遠征を行うなど精力的に活動を開始しました。しかし、COVID-19の影響により、国内外の重要なレースのキャンセルや延期等が相次ぎました。チームとしては活動以来初めて海外渡航できなかったシーズンです。
それでも私たちは前を向き、高地トレーニングやメディカルチェック、幾度となく強化合宿、機材テスト、ミーティングを繰り返しました。パンデミックが続く中でも、MTBチームの拠点となった飯山ガレージでは常に笑いを求め、珈琲を片手に語り合う日々がありました。
遠征先では販売店様に訪問して沢山のお客様と出会い励ましていただき、チームブログ等のSNSやレース会場でも沢山の応援メッセージを受け取りました。自転車交通安全ドリルの贈呈をさせて頂いた多くの学校や行政の方々からも熱い声援を頂戴し、ブリヂストンサイクル㈱をはじめとするスポンサー、サプライヤー各社からはレースやイベントが激減したにも関わらず、最大限の支援を行って頂きました。
こうした先行き不透明な社会情勢の中でも、私たちMTBチームには非常に多くの力が寄せられ、モチベーションは決して下がることはなく、スタート直前に私が選手にかける最後の言葉も変わることはありませんでした。
「さあ、楽しんで行こう」
チーム史上最高のパフォーマンスで駆け抜けることができた2021年シーズン。私たちMTBチームと共に戦って頂いた全ての皆様にあらためて感謝致します。ありがとうございました。

そして、2021年12月31日の今日、長きに渡った私たちMTBチームの活動は満了します。

これは決して歴史が止まることを意味するものでも、幕が下ろされることでもありません。
日本のプロMTBチームとして、日本人として、最も多くの戦歴をもつ私たちにしかできない新たな輝きと未来を築くために必要な節目です。

今、こうして沢山の皆様と一緒に過ごした素晴らしい2021シーズンまでの日々を大切に記憶しています。


私たちMTBチームは、再び皆さんとマウンテンバイクフィールドで、一緒に楽しみ、夢を見て、それを叶える日が来ることを信じています。

最後に。
皆様と共に築き上げてきたTEAM BRIDGESTONE Cycling MTBチームに最大の敬意と感謝を。

そして皆様とご家族の2022年が健やかでより良い一年になりますよう心から願っています。

ありがとうございました。

2021年12月31日

TEAM BRIDGESTONE Cycling

MTB監督 小林輝紀

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