みなさん、こんばんは。

待ちに待ったシーズン後半戦へ突入し、先週末の9/19（日）、9/20（月・祝）には【第1回JBCF南魚沼クリテリウム】（9/19）、【第6回JBCF南魚沼ロードレース 兼　第55回経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ】 （9/20）が行われました。

久しぶりのレースとなった今回、我らがTEAM BRIDGESTONE Cyclingからは橋本、徳田、今村、山本、河野、兒島、沢田（ロードのみ）の7名が参加しました。

初日のクリテリウムでは山本選手が2位、橋本選手が3位。2日目のロードでは激戦の末沢田選手が2位、今村選手7位、山本選手8位という結果に。

個人優勝こそ逃しましたが、上位3名の結果により、総合優勝を果たし経済産業大臣旗を獲得することが出来ました！2位の沢田選手には敢闘賞、山本選手はU-23リーダージャージをキープしました。

クリテリウム・ロードともに僅差での2位と惜しいレースでしたが、全力を尽くしてBSらしい走りが出来た2日間でした。

たくさんの応援を、本当にありがとうございました。

それでは、宮崎監督、選手へのインタビューを交えながら2日間のレースを振り返って見たいと思います。

【第1回JBCF南魚沼クリテリウム】

日時：9月19日（日）

開催地：新潟県南⿂沼市六⽇町・坂⼾

コース：1.24km×40周（=49.06km）

出場選手：橋本英也、徳田優、今村駿介、山本哲央、河野翔輝、兒島直樹

台風が過ぎ去ってお天気にも恵まれ、今回初開催となった南魚沼市でのクリテリウム。

地元の方々に見守られる中、13:30から各チーム選手とチームカーがパレードで登場し、アクチュアルスタートを切りました。

1周1.24kmと短いコースなので、目が回るような速さでレースが展開されていきます。

スタートすぐに橋本選手を含む3人の逃げ集団が形成。橋本選手はそのまま逃げ続けますが、16周目で集団に吸収されてしまいます。

序盤から集団は先頭をマトリックスがコントロール。今回のクリテリウムは私たちTEAM BRIDGESTONE Cyclingは中盤での抜け出しはせず、ゴールスプリントに絞るという戦略で臨みました。

プラン通り後方でまとまりながら周回をこなし、ラスト10周を切ったところで前に出て、集団での前方の位置どり争いを繰り広げます。

流石の胆力を見せ、ラスト1周で今村選手を先頭に橋本選手、山本選手が続きスプリントでの勝負に向かいます。

しかしラスト600mで追い抜かされ、そのまま最終スプリントに。愛三の岡本選手に一歩及ばず、山本選手が2位、橋本選手が3位という結果になりました。

宮崎監督「優勝まであと一歩と悔しさはありますが、プラン通りのレース展開でした。最後のスプリントで人数を揃えられなかったことが敗因かなと思います。やるべきことは出来ていますし、チームのコンディションは良いので明日の経済産業大臣旗の獲得を目指します！」

山本選手「ゴール前はバチバチであと一歩でした。次の群馬では3連勝を目指します！U-23ジャージもキープできる様に頑張ります。」

＜リザルト＞

2位　　山本哲央

3位　　橋本英也　（周回賞）

14位　 兒島直樹

16位　 今村駿介

31位　 河野翔輝

50位　 徳田優

【第6回JBCF南魚沼ロードレース　第55回経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 】

日時：9月20日（月・祝）

開催地：新潟県南⿂沼市清⽔瀬、舞台付近

コース：12km×13周（=156km）

出場選手：橋本英也、徳田優、今村駿介、山本哲央、河野翔輝、兒島直樹、沢田時

沢田選手が終始勝負に絡む大健闘を見せ、アツいレースが展開されました！

今回の南魚沼ロードレースは、経済産業大臣旗もかかったシリーズの中でも最も重要な大会です。

レース会場となるのは三国川ダムを周回する一周12kmのコース。スタートすぐに約2kmの上りがあり、その後はアップダウンとコーナーが連続したのち、一気に下り、500m登った地点にゴールがあります。

レースはスタートから予定通り沢田時選手が、橋本英也選手とともに8名の逃げ集団を形成します。序盤からハイスピードで展開され、1周回目のラップは17分。

意外にもメイン集団は沢田たちの逃げを容認しタイム差はどんどん広がりました。マトリックスがペースを上げ、6周回目で一時タイム差は3分30秒ほどまで縮まります。集団のペースが上がって脱落者が増え集団は小さくなりますが、このペースは長くは続きません。

逃げ集団との差は再度開き始め、9周回目には約8分20秒のタイム差に。

9周回目には草場選手が周回ポイントを取り、そのまま一人抜けをし一時はタイム差1:40まで開きますが、吸収されます。

逃げ集団もラスト2周回には沢田選手らを残した4名と人数を減らし、逃げ切りが濃厚な気運に。

最終周回の上り地点、打ち合わせ通りのアタックポイントで上りの得意な沢田選手が公言通りに単独でアタックを決めます。

他の3人と10秒以上ものタイム差を稼ぎだし、10km以上を単独での逃げ。ペースの衰えない沢田選手になかなか追いつけない3人でしたが、ゴール前500m地点で捕まってしまい、そのままゴールスプリントに突入します。

沢田選手は最後の力を振り絞りますが、惜しくも2位。

個人優勝はあと一歩のところでしたが、メイン集団で走っていた今村選手は7位、山本選手が8位となり、3名が上位に食い込んだことで総合優勝を果たし、経済産業大臣旗を手にすることが出来ました。

宮崎監督「今回はチームとしてやるべきことをしっかり遂行した結果が総合優勝という形につながりました。もちろんいくつかの反省点はもありますがBSらしい、"勝てる走り"は出来てきているので次回の群馬大会で修正し、活かしていきたいと思います。」

沢田選手「全力を尽くしたレースでした。勝てるチャンスは十分にあったレースだったと思うので、これからスプリント力も磨いていきます。」

＜リザルト＞

2位　 沢田時　（敢闘賞）

7位　 今村駿介

8位　 山本哲央

30位　兒島直樹

31位　徳田優

34位　橋本英也

　　　河野翔輝（DNF）

あと一歩のところで2日間とも個人優勝は逃してしまいましたが、前日の監督の公言通り、総合優勝で2014年以来の経済産業大臣旗を獲得することが出来ました！

沢田選手の逃げ切りで新たな勝ちパターンへ繋がるレースを見せてくれました。

みなさま、温かい応援をありがとうございました！

今週末には群馬での3連戦のロードレースが開催されます。引き続き声援をよろしくお願いいたします！

text: Lynn.Watanabe　 photo: S. Kato