脚を削られるコースにチームは粘り、孫崎9位に 【JBCF おおいた サイクルロードレース】


(孫崎)

レース名:第7回 JBCF おおいた サイクルロードレース
開催日:2020年10月4日(日)
開催地:大分県・大分スポーツ公園 昭和電工ドーム大分周辺 
距離:4km× 25周=100km
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手:
石橋学、今村駿介、黒枝士揮、沢田桂太郎、橋本英也、近谷涼、徳田優、孫崎大樹

10月4日に行われたJBCFおおいた サイクルロードレースで、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの孫崎大樹が9位となりました。選手たちの体力を削いだこのコースは、最後は体力と気力がぶつかり合いとなり、孫崎は最後まで粘り続けての順位でした。

(photo:Satoru Kato, Kanako.Takizawa, Team Camera)


大分市での2連戦、その2日目となるのはロードレース。大分市内近郊にある昭和電工ドーム大分の周囲、1周4kmのコースを25周回、合計100kmを走ります。

昨年までのUCIレース時のコース長は10kmだったので短くはなりましたが、結果的に選手には厳しいものとなりました。



(孫崎)


平地のないコースにあるのは緩い登りと緩い下り。平地の速さで登れる坂を何度も登り、なだらかで速度ある下りが集団を伸ばしていきます。このコースをトータルで25周回走ります。

集団の速さは周回ごとに、登りで選手の脚を削り、下りで集団を分断します。最初の3、4周はゆっくりと様子を見ていた集団は、少しずつペースを上げていきます。



(孫崎、徳田、近谷)

そのままレース中盤まで集団はまとまりながら、逃げを許さない高い速度域で走り続けました。速さに耐えきれなくなった集団後方は伸び、やがて集団は2つに別れます。



(今村、徳田、孫崎)


レースは半分を過ぎ、13周終えた時点で、後方集団が一気にタイムアウトに。走る選手の数が突然半数ほどに減ります。

この中盤の大幅タイムアウトにかかったブリヂストン選手は4名いました。



(徳田、沢田)


集団の前で牽引し、後ろに下がってしまった今日活躍予定の徳田優を前方集団に引き上げるなど、存分にアシストの仕事をこなした沢田桂太郎。



(橋本)


昨日のクリテリウムでの落車に続いて今日は前半すぐにパンク、そこから必死に第2集団の前を引いて追ったものの届かなかった橋本英也。



(黒枝)


地元でのクリテリウムこそ経験値でこなせたものの、股関節の不調を抱える黒枝士揮、そして今季どうにもコンディションの上がらない、落車の傷も痛々しい石橋学。それぞれの理由があり、残りのチーム4名に勝利を託します。



(孫崎、今村、徳田)


30名ほどとなったレース生存者、この中に残っているブリヂストン選手は近谷涼、孫崎大樹、徳田優、そして今村駿介の4名です。残り10周ほどで2名の逃げが決まり、今村を含む数選手が彼らを追い、追いつきます。結果6名の逃げが決まりました。

「逃げのメンバーが強かったので、もしかしたら逃げ切りの可能性もありましたし、行ったほうがいいかなと思って」(今村)。



(今村)


しかし逃げる6名にはあまり協調が見られることもなく、今村は一度後方集団に下がることを決めます。パラパラと逃げていた先頭の3名も残り3周の時点で集団は吸収。25名ほどとなった集団は、全力のようなスピードで走ります。

集団は今村、徳田、孫崎、近谷の4名を含む20数名程度。近谷はここで、チーム員3名のアシストに回ります。風よけとなり集団の速度を引き、今村、孫崎のスプリントに、あるいは徳田のスタミナに結果を託します。



(近谷)

残り2周8キロ、集団は前方の逃げを完全に捕まえ、1つになりました。そして最終周回に入るやいなや、集団前方の選手たちが最後の勝負に出始めます。先頭の10数名が一気に速度を上げ、コース最高峰地点の前の振り落としにかかります。

この最終段階のアタックにブリヂストンから反応できたのは孫崎のみ、逃すことなく乗っていきました。最後の勝負を狙う頂上まで登りきったところで、アタックがかかります。



(孫崎)


「最終周回で前が行って、絶対これは最後の勝負どころなので、自分も反応してしっかり前につけたんですが、登りのゆるむポイントで2選手が飛び出して行って、さらにもう1名がその後ろから飛びついて行きました。しかし自分は他のメンバーと見合ってしまいました。他のチームが反応しないのは当然なので、自分がここで反応しなくてはいけなかった」(孫崎)



(孫崎)


結果、このまま優勝を争うことになる彼ら3選手のアタックに孫崎は反応しきれず、その後ろを追いかける展開で、第二集団中盤の9位という結果になりました。

そして今村、徳田がゴールに。互いに、最後までチャンスを伺い続けましたが、両選手とも後に「最後に脚が足りなかった」と、自身の力不足を吐露します。



(今村)


「何回も何回も反復する登りが、僕にはまだ耐えられる範囲ではなかったです。登りの繰り返しで、気づかないうちに脚を削られてしまいました。ただ悪い感触ではなかったです」(今村)


「最後、孫崎が調子良さそうで、自分もキツかったので孫崎のために何かをと思いました。最後のタイミングでアタックがかかった時に集団が見合ったので、止まらないように前を引っ張りましたが、脚が足りず。そういうところでまだまだ力不足です。今日は今村、孫崎、沢田と、頼りになる後輩たちに助けられたレースでした。自分としてはかなり課題が残りましたが」(徳田)



(徳田)


「今日は自分の仕事、できることを全うしたいと思っていたので、後はチームに託すつもりで仕事を行いました。みんないい感じで、士気も高まっていますし、レースごとに連携が取れているなとも感じています。それぞれポテンシャルの高い選手が揃っているので、総合力というところでは負けていません。次の群馬の最終戦、みんなの力を見せて勝利を目指したいと思います」(近谷)



(近谷)


チームを率いた六峰監督は、順位こそ伸びませんでしたが、チーム員それぞれが役割を果たし動けたレースだったと振り返ります。

「シーズン通してみれば、ここまでで1番いいカタチ、それぞれが役割に対応できてきているなという実感があったレースだと思います。次の最終戦では、今日を超えるようなチームプレーと連携で、優勝で締めくくりたいなと思っています」(六峰監督)


【リザルト】2020/10/4 JBCF おおいた サイクルロードレース

1 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)2:16:18
2 阿部 嵩之(宇都宮ブリッツェン)+0:00
3 伊藤 雅和(愛三工業レーシングチーム)+00:05
9 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+00:14
17 徳田優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)01:46
18 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+1:46
-- 近谷涼(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 石橋学(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF


最新記事

Article

前の記事へ 次の記事へ