沢田時は5位、悔やまれるパンク【2019シクロクロス全日本選】


レース名:第25回シクロクロス全日本選手権内子大会
開催日:2019年12月8日
開催地:愛媛県内子町 小田川豊秋河原特設コース
コース長:2.5 km x 9周 = 22.5km

2019年12月8日、愛媛県内子町にて行われた、全日本シクロクロス選手権にて、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの沢田時が5位となりました。途中パンクを喫して遅れ、追い上げましたが先頭には届きませんでした。

川沿いの細長い敷地に作られたコースで行われたシクロクロス全日本選手権。晴れ上がった空の下、暖かな気温のドライコンディションと、ここ数年なかった好気候のなかの戦いとなりました。


河川敷に作られたコースとあり、高低差はほぼありませんでしたが、高い速度を維持する体力と技術を要しました。

コースは大きく3つの要素で構成されています。高速で長い直線、コーステープが迷路のように入り組むスイッチバック(つづら折れ)、そして河原沿いの土手を利用した短くも乗り手をはねかえすような急な登り。世界レースを体験した選手たちは口々に、「現在の主流とも言えるコース、先のデンマークでの世界選手権のようだ」と述べました。



スタート後の混乱から5名の選手が抜け出し、ここに沢田が入っています。この5名の先頭パックは後方選手との差をどんどんと広げ、この5名による優勝争いになることは明白となりました。



沢田はレース中盤までこの先頭パックの中で好機を伺っていましたが、中盤を過ぎたあたりに少し遅れ、その後に大きく先頭との差が広がってしまいました。
このとき、沢田は前輪をパンクさせていました。その直後のピットで車体を交換し、2分近くを遅れて先頭を追います。



沢田の追い上げは激しく、また先頭パックも終盤にかけて緩んだために、沢田と先頭の差は縮まっていきます。勝負に「もし」は禁物ですが、沢田の追い上げるこの速度を見ると、もしパンクしていなかったら、とつい考えてしまいます。観客も沢田の追い上げを、大きな声援で後押ししました。
しかし沢田はゴールまでに先頭パックに追いつけませんでした。結果は5位でした。



「パンクはありましたが、4人に離されたタイミングだったので。。。でもパンクが理由ではなく、あくまでも前の4人よりも力がなかったということです。

でも、今年一番の走れたレースでした。それが観客にも伝わったのか、いつも以上に熱く応援をいただいて、諦めない気持ちに繋がりました。観客の皆さんに、ありがとうございますと伝えたいです。

まだ来週もマウンテンバイクのレースがあります。次に繋げていかないといけないレースではあったので、悔しいですが、今は前向きです」(沢田)

MTBチーム2019年最後のレースは次週、マレーシアで行われます。みなさまのさらなる応援を、TEAM BRIDGESTONE Cycling MTB選手たちに、お願いいたします。


【リザルト】
1 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) 56:33
2 竹之内悠(Toyo Frame) 56:33
3 小坂光 (宇都宮ブリッツェン) 56:46
5 沢田時 (TEAM BRIDGESTONE Cycling) 58:17

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