【2019-2020トラックW杯】第2戦グラスゴー大会/太田と今村が善戦


レース名:2019-2020 Tissot UCI トラックワールドカップ第2戦 グラスゴー
開催日:2019年11月9〜10日
開催地:イギリス・グラスゴー
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手:
太田りゆ(女子スプリント/女子ケイリン)、今村駿介(男子オムニアム)

2019年11月9〜10日にかけて行われたUCIトラックワールドカップに、TEAM BRIDGSTONE Cycling 太田りゆと今村駿介が出場し、それぞれ下記の成績を残しました。2020年の本大会に向け、それぞれ目標を持ち臨んだワールドカップでした。

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●2019/11/9 -- 女子エリート ケイリン
photos from MoreCadence

第1回戦に臨んだ太田。全6周の周回数、先導のペーサーがいなくなり残り3周。いったん最後尾に下がり機会を伺っていた太田でしたが、浮上する機会を逸し5着、敗者復活戦へ。この敗者復活戦で3位、ここで敗退となりました。

1 MARCHANT Katy (GBR)
2 HINZE Emma (GER)
3 GROS Matilde (FRA)
19 OHTA Riyu 太田りゆ (JPN) TEAM BRIDGESTONE Cycling


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●2019/11/10 --女子エリート スプリント
photo: MoreCadence

スプリントでの2020年出場枠を手にするのが太田の、そして日本チーム最大の目的。予選の200mFTT(フライング・タイム・トライアル=走りながらの200m計測)で10秒台をまずは第1目標としていた太田でしたが、タイムは11秒204、24位となり32名が出場する本戦に進みます。

本戦、1回戦での対戦は一本勝負。対戦相手の後方から挑んだ太田は、ラスト1周にて勝負に。外から加速していきますがその速度は届かず後着。結果24位となりました。

1 LEE Wai Sze (HKG)
2 HINZE Emma (GER)
3 STRIKOVA Olena (UKR)
24 OHTA Riyu 太田りゆ (JPN) TEAM BRIDGESTONE Cycling
  (予選 200mFTT 11秒204)

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●2019/11/10 男子エリート オムニアム
photo: MoreCadence


 (1/4 スクラッチ 5位、2/4 テンポレース19位、3/4 エリミネーション14位、4/4 ポイントレース 16位)

男子エリートオムニアムに出場した今村。海外舞台でのレース経験を積むことが日本ナショナルチームとしての課題であり、その目標はトップ10とされていました。全24名参加のオムニアム、4つの種目で獲得したポイントの合計で順位が争われます。

1)スクラッチ 5位
10km、40周回で争われるスクラッチ。ゴールへの着順がそのまま順位となるロードレースのような競技です。その特性上ゴールスプリントになることが多く、このレースも集団で進んでいきました。

そしてラスト2周回の勝負所で今村が飛び出します。しかし最終周回にて今村の速度を上回った選手4名に抜かれ、今村は5位でした。

2)テンポレース
周回ごとに1着だった選手に1ポイントが与えられるテンポレース。このレースでの獲得ポイントの多さで順位が決まります。今村はここでポイントを稼ぐことができず、19位となりました。



3)エリミネーション
2周回ごとに最後尾の選手がレースから除外されるエリミネーション。スタート直後から好位置を保つべく動いた今村でしたが、11人目の除外対象となり結果14位に。

4)ポイントレース
全25km、100周回で争われ、10周回ごとのポイント周回での着順に応じてポイントが加算されるポイントレース。これまでの3種目での順位から与えられるポイントを持ち点としてスタートします。

ジュニア時代にはこのポイントレースで世界チャンピオンを獲得したこともある今村でしたが、その体力とレース勘を存分に発揮することができず、最終順位を16位としてレースを終えました。


「持久力をメインにトレーニングしてきたので、きついレースからの展開に耐えられる自信が少しはありました。第1種目のスクラッチで波に乗れれば、10位内を狙えると思っていました。

スクラッチでは、強豪メンバーの中でも物怖じせず先行できたので、スピードはびませんでしたが、あのメンバー、雰囲気で先行できたのは次に繋がると感じました。


基本となるベースの強化が足りないと強く感じ、同時に高強度インターバルを取り入れていくべきだと感じました。綺麗に自転車を進ませるために、トラック特有の固定ギアを綺麗に回せるようトレーニングしていきたい」(今村)

1 THOMAS Benjamin (FRA)
2 STEWART Mark (GBR)
3 LAMON Francesco (ITA)
16 IMAMURA Shunsuke 今村駿介(JPN) TEAM BRIDGESTONE Cycling

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