【Jpt18 JBCF経済産業大臣旗】Jプロツアー最高峰レース、徳田が強豪3選手を阻めず4位に

JBCF経済産業大臣旗/Jプロツアー最高峰レース/徳田4位、強豪3選手を阻めず

(黒枝、沢田、徳田)

レース名:JBCF経済産業大臣旗 ロードチャンピオンシップ Day-2 (Jプロツアー第18戦)
開催日:2019年9月22日
開催地:広島県 中央森林公園サイクリングコース
コース長:159.9km =12.3km x 13

9月22日、《JBCF経済産業大臣旗 ロードチャンピオンシップ Day-2》にて、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの徳田優が4位となりました。強豪チーム3選手を相手に最後の最後まで戦いましたが、彼らの表彰台独占を阻めませんでした。



(六峰監督、石橋、孫崎、徳田)


日本最高峰のロードレースシリーズであるJプロツアー、その中でも最高峰のステータスを誇るとされるのが《JBCF経済産業大臣旗 ロードチャンピオンシップ 》です。

敬意を込めて『経産旗』と称されるこのレースでは、現在のJプロシリーズにおける個人、そしてチーム総合のポイントランキングを意識した動きが軸になる、と予想されていました。


シリーズも終盤近くとなり、選手、チームたちは総合ランキングを考えて動くことが予測されます。具体的には マトリックスパワータグの外国籍選手たちが、個人総合ランキングの上位と、現在チームブリヂストンが首位である総合ランキングの逆転を狙ってくることでしょう。


(石橋)


レースは、早い段階から動き出しました。逃げを決めたい選手たちがスタート後に仕掛けていく中から、石橋学、マトリックスの2選手を含む強豪選手らが集団から抜け出します。

そのメンバーを見た孫崎大樹が「行けるなら行く」とチャンスを逃さず追いつき、結果8名の逃げグループとなります。


(孫崎、石橋)


その逃げの中では、石橋は牽引力に回り、孫崎は終盤に向けて備え続ける作戦です。集団との差は最大4分半まで開きましたが、その差を詰めるべく、マトリックスパワータグがコントロールしていた集団の速度を上げ、1分半にまで差を詰めます。

その速度から、フランシスコ・マンセボ選手、オールイス・アルベルト選手(ともにマトリックスパワータグ)の2選手が集団から飛び出し追走を開始します。



(徳田)


その追走に加わったのが、マンセポ選手をマークし続けていた徳田優。「強い選手ですが、調子が良かったのでチャレンジしてみたいなと。マンセボ選手の動きを見て、絶対に千切られないようにがんばろうと」(徳田)。


この3名の追走は、数を減らしていた先頭グループに追いつき、孫崎にここで徳田が合流。しかし「マトリックス3人が前を固めていいペースで引き始めて、自分と優さんが乗れてたんですが、そのあとの上りで僕も千切れてしまって」と孫崎が外れます。

残りは徳田、マトリックス3選手を含む6名、この6名の逃げ切りが見え、速度は上がります。



(徳田)


結果、マトリックスパワータグの3選手は先行してゴール、表彰台を独占。徳田は4位となりました。


「マトリックスの選手が完全に逃げ切ろうという体制を築いていたので、それに乗って、ゴールスプリントしたら絡めるのでは、と思ったんですが、あと1人、3位の選手をぎりぎり刺せなかったです。

任せてくれたチームメイトには申し訳なかったというのはありましたが、それまで前で2人(石橋、孫崎)が掛けてくれていたおかげで、マンセボ選手の動きを見て走れたので、千切られることなく走れました」(徳田)


しかしこのレースを振り返ると、チーム マトリックスパワータグの圧勝であったという印象が残ります。

「力で圧倒されたレースでした。しっかり集団も引っ張って、そこからエースが飛んできて、最後はしっかり勝って表彰台を独占という。ウチも含めて負けたチームは完全敗北かなっていう感じです。

でもまだまだこのあとシリーズまだ4つ残っているので、しっかりチーム総合を取り直して。最後は笑って終われるように。そして徳田ですが、ツール・ド・北海道からいい調子で。今日の4位も評価できる4位ですので、この後に期待したいところです」(六峰監督)



このレースにて、チームブリヂストンはチーム総合首位を失いましたが、残りのレースで奪還に向けさらなる活躍を見せることでしょう。皆様の熱い声援が、TAM BRIDGSTONE Cyclingを走らせます。皆様の応援、よろしくお願いいたします。


【リザルト】2019/9/22 JBCF経済産業大臣旗 ロードチャンピオンシップ Day-2
*個人成績
1 オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ)4:08:14
2 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)+0:00
3 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+0:00
4 徳田優(TEAM BRIDGSTONE Cycling)+0:00
8 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+4:32
9 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+4:32
-- 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 石橋学 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 平塚吉光(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF

*団体成績
1 マトリックスパワータグ 2160pts
2 TEAM BRIDGESOTNE Cycling 1080pts
3 宇都宮ブリッツェン 1035pts

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