2020年世界選手権で掴んだ金メダルへの手応え


トラックでは、ワールドカップでの表彰台が手に届くことを示し、実力が世界レベルにあることを自覚できたチームブリヂストン選手たち。その力を存分に発揮できたのが、2020年2月の世界選手権でした。


男子ケイリンで脇本が2位を獲得。さらにはチームブリヂストンが機材サポートを行う梶原悠未選手が女子オムニアムで優勝、世界チャンピオンとなりました。


男子オムニアムの橋本は世界トップのスピードの中で勝機を見出し、チームパシュートに出場した窪木、近谷、今村、沢田は、予選通過はならなかったものの、これまでの日本記録を大幅に上回るタイムをマーク。ともにこれからに大きくつながる走りでした。


そして東京2020オリンピックの代表内定選手として、男子ケイリンとスプリントに脇本が選ばれ、男子オムニアムで橋本が選出されました。残念ながら東京大会は2021年に延期となりましたが両名は、この準備期間の中で、心技体、全てを充実させ、本戦に挑みます。


半世紀を超える金メダルへの想い、世界トップレベルの走力と実績


2021年に東京2020オリンピックが開催されました。


男子オムニアムに出場した橋本。第1種目のスクラッチでは8位を獲得するも、残る3種目でここから上位に上がることが出来ず、総合順位は15位に。
 
男子ケイリンに出場した脇本。準決勝までを順当に勝ち上がるも、ここで波乱が起きます。残り半周で、内側と外側の2名選手に挟まれ失速し(内側の選手は失格に)、 決勝に進めず最終結果は7位でした。


東京2020大会で届かなかった金メダル。しかし、チームブリヂストン選手たちの走力は着実に世界トップレベルであることを、その後の世界大会で示せています。

2022年世界選手権では窪木一茂が男子スクラッチで銀メダルを獲得。2023年世界選手権では窪木が2年連続で男子スクラッチでの銀メダル、そして今村駿介がオリンピック種目である男子オムニアムで銅メダルを手にしました。この世界選手権では、チームブリヂストン選手で構成されたチームパシュートで、念願だったベスト8での決勝進出を果たしてもおり、その後に開催されたアジア競技大会では4つの金メダルを獲得しています。

パリ2024オリンピックの年に、創立60周年を迎えるチームブリヂストンサイクリング。この60周年という節目の年に、機は熟しました。

チームのルーツであり、チームの悲願である、オリンピックでの金メダル獲得を目指します。


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