雪が降ったら

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ph12_01.jpg雪が降ったって学校はある
だからって自転車で行ってしまおう!というのはちょっと無謀ですよね。でも自転車にとっての天敵は、実はフカフカの雪ではありません。むしろその後に現れるのです。

雪が止んで1日か2日。「地面が顔を出してきたから自転車で行こう!」と考えがちなタイミングですが、雪から溶け出した水が凍って大変危険な状態に。道路脇に固められた雪の周りや、日かげの場所、冷たい風の吹き抜ける橋の上などは長期間氷が残ることもあるので十分気をつけて下さい。

ところでみなさんは「ブラックアイスバーン」をご存知でしょうか?このラスボスのような名前で呼ばれるこいつは、車のドライバーにとっても悪魔のような存在。アスファルトの上にうす〜い氷がはると、一見ただの濡れた道路にしか見えなくなることがあるんです!
ツルッツルの氷で滑りやすい上に、気づくことが難しいなんて恐ろしい!
あたりが暗くなったり照明があたったりすると、もはや視覚で判断するのも困難に。雪が降って溶けた次の日や、雨が降りぐっと冷え込んだ日などは時に「ブラックアイスバーン」の存在を頭に入れて行動するようにしましょう。
家の周りはもう大丈夫だったけど、学校近くはまだ凍っていた。なんてこともあるので、油断せずに登校しましょうね!

ph12_02.jpg雪道対応自転車!? オスロ。
ところでブリヂストンは1980年代に「雪対応自転車」を発売していたことも!当時は自転車用のタイヤチェーンまで販売していたというから驚きです!この「Oslo(オスロ)」という、安定性に優れており見た目もかっこいい自転車は、近年「STEPCRUZ(ステップクルーズ)」という自転車のデザインに活かされています。

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雪でも自転車!?
スポーツサイクルには「シクロクロス」というジャンルがあります。舗装されていない道や、自転車で乗っていくことのできないセクションが設けられるこのレース。芝生、泥、砂といったあらゆる路面を駆け抜けます。そしてこのシクロクロスのシーズンは冬。冬ということは当然、雪のレースだって!テクニックとパワーが要求されるシクロクロスの本場はベルギーやオランダですが、近年日本でも盛り上がりを見せています。

とはいえ自転車と雪・氷の相性は良くありません。万が一雪や氷に乗っかってしまった場合は、ハンドルを切らずに、そしてブレーキを強く握らずに、まっすぐまっすぐ安全なところへ進むと良いでしょう。 また冷え込んだ朝はあらかじめ少しサドルを下げておくと良いかもしれませんね。とっさの時に足がつきやすいので少し安心ですよ。

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