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ブリヂストンサイクル株式会社

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1817年ドイツ人によって発明された自転車。
私たちにもっともなじみ深く、身近な乗り物ですが、そこにまつわる話は以外と知られてないようです。
もっと自転車のことを知って欲しいから連載形式でさまざまな角度から、やさしくレクチャーします。

カラダに優しい自転車講座

第4回
ダイエットに好都合な自転車
その3 自転車は脱水になりにくい?

ダイエットと水

「夏場の減量には脱水に要注意」

“わずか8kmの市民マラソンで30人が倒れ、2日後には2名のランナーが死亡” 少し古い話ですが、昭和53年6月福島市で開催された市民マラソンでの事故です。当日の気温は30度、6月の東北にしては異常な暑さで、この事故は典型的な脱水による熱射病だったそうです。
 ダイエットには軽運動+長時間の運動が有効であることを前回お話ししましたが、今回は暑い季節に長時間の運動で最も注意しなければならない脱水に焦点をあててみましょう。
 私たちの体内の水分は、体重の約6割にもなります。水だけでも30日も生きられることもありますが、水分を断つと5日程度で命を失います。これほど重要な水分は運動中にどのような働きをしているのでしょうか?

自動車はラジエーターの水が不足すると冷却システムが働かず、エンジンはオーバーヒートしてしまいますが、私たちの身体も同様です。運動中は糖分や脂肪などのエネルギー源を燃焼させ、多量の熱を発生させます。これを冷却させるのが水分の役割で、体内の水分が熱を吸収し、皮膚表面に運び蒸発させ体温をコントロールします。これが、発汗の役割で「発汗は冷却システム」なのです。また、水分は栄養物や老廃物の運搬作業も行っているので、多量の水分損失は運動を維持させることを困難にします。
 種目によっても異なりますが、夏場の運動では少なくても1リットル、多いときは8リットル以上もの多量の水分を損失します。体重の3%の水分損失(60kgの人なら1.8リットル)で運動能力は低下し、7%の損失(60kgの人なら4.2リットル)で幻覚症状を示し、10%の損失(60kgの人なら6リットル)で熱射病となり、大変危険な状態になります。

「脱水に対する自転車の利点」

 私たちの身体はこのような危険にさらされる前に必ず予告をしてくれます。のどの渇きが代表的な予告です。このようなときには早めの水分補給が必要となりますが、自転車にはボトルが取付けられますので、いつでも水分補給が可能になります。そして、他の有酸素運動よりも速い速度で運動できる自転車は、風による冷却効果で発汗量が少なく、脱水になりにくい運動といえるでしょう。夏場こそ自転車でダイエットしてほしいものです。
 1回の運動で1?2kg減ったとしても、夏場の運動後の体重減少は水分がほとんどです。こんなときには必ず水分を摂取するように心がけなければ危険です。ダイエットが目的ならば糖分を多く含んでいるスポーツドリンクは、避けた方が良いでしょう。
1?2時間以内のサイクリングならば低血糖になることもないので真水もしくは0.2%のナトリウムを含んだ食塩水を積極的に摂取するほうがダイエットには有効です(注:レースなどは高強度で行われるのでスポーツドリンクでの補給がよい)。運動後に体重が増えていても、真水もしくは食塩水ならば余分な分は尿として排泄されるので太ることはないので、ご心配なく!

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