【TOJ2019】 第2・京都ステージ/先行3名に届かず、窪木5位に


(右:窪木)

レース名:2019 ツアー・オブ・ジャパン /第2ステージ・京都 
開催日:2019年5月20日(月)
開催地:京都府京田辺市・精華町
UCIカテゴリー:2.1
コース長:105km=4.2km+16.8kmx6周
TEAM BRIDGESTONE CYCLING 参加選手:石橋学、窪木一茂、黒枝士揮、徳田優、平塚吉光、孫崎大樹

photo: Midori SHIMIZU

2019ツアー・オブ・ジャパンの第2・京都ステージにて、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの窪木一茂が5位となりました。3名の先頭グループを追った集団の2番手としてのゴールでした。


(平塚、石橋)

雨が降るとの天気予報はありがたくも外れ、汗ばむ気温となった第2・京都ステージ、上りと下りの厳しいコースレイアウトです。

とくにジェットコースターのようにうねる難しい下りに、本格的ロードレースとなる初日だったこともあり攻めきる、多くのチームが状況を静観する選択をしたかのようにも見えました。

レースは1周目を終えた時点で2名の選手が飛び出し、彼らを5名の選手が追走して合流、7名の逃げが決まりました。その後、後方から追い上げた選手もう1名が加わり全部で8名に。その先行グループに集団は、1分半ほどの差を許しながら走ります。

ブリヂストン選手たちは今日、平塚吉光と徳田優がアシストの役を担っていました。集団の前方にまとまって走っていましたが、その状況にじれったさを感じてもいたようです。


(左から窪木、石橋)

「この良いメンバーの逃げに対して、ちょっと空きすぎだろう、という気持ちはありました。もっと詰めなくちゃだめだ、という」(窪木)

「でも力を出してしまうと他チームに頼られすぎて、自分たちのカードを減らして最後には枚数もなくなって不利になるので、動きは取りづらかったです。 それに、もしかしたらアタックがかかって、展開が一気に変わるという予想もあったので」(石橋学)


(左から徳田、孫崎)

ラスト2周、ここで一気にレースは動きます。先頭グループがペースを上げ、その速度に遅れを取った選手たちが一人ずつ後退。

集団も前方を捉えるべく速度をぐっと上げ、上りでの加速となったことで集団は分裂して縮小、結果ラスト1周を残した時点で、3名の先行選手を30名ほどの追走集団が、30秒の差を追い上げる形となりました。この集団に窪木と石橋がいます。


(窪木)

逃げ続ける3名、追い詰める集団。しかし窪木を先頭に含んだ集団は先行3名を捉えられず、先行3名の9秒後にレースを終えました。 窪木は追走集団での2番手、5位となりました。UCIポイントの獲得を目標の一つともしている窪木でしたが、ポイントの獲得は3位まで。悔やまれる一日となりました。

「ラスト2周、ペースが一気に上がり、前方の集団に入ったんですが、じょじょに下がっていくうちに集団の中切れ(分裂)が起きて、次の上りで詰めようと思ったんですが、そこで僕はちぎれてしまって」(孫崎大樹)

「今日は、窪木さんと学の位置取り(集団の中での好位置の確保)をしました。自分もがあれば上がろうかと思ったんですが、今日はあまり調子も上がらず、ラスト2周のペースアップ時に、後ろに回ってしまいました」(黒枝士揮)


(黒枝)

「このコースを走るのは初めてで、レーススピードが速いように感じたんですが、今日はきつかったという意見が多かったんで、そこは安心しました。今日はチームとしても山となるステージだったので、明日以降に繋げられたかと思います」(徳田)

「今日は平塚さんに助けられました」(石橋)

「誰かが脚を使って、隊列を走っていれば、集団内での位置取りを邪魔されないので、今日はそういう流れでやっていこうと思って。誰かが犠牲にならないと」(平塚)


(平塚、石橋)

「結果として窪木がライバル選手に勝てたのは良かったかなと思います。ただ、5位ということで3位までのUCIポイントを取れなかったのは残念でした。 今日はレースとしては初日なので、各チームのいろんな思惑が絡み合って、集団がきちんと機能せずお見合いになった。とはいえ、9秒差というタイム差は詰められたかもしれず、いわゆる「たられば」の多かったレースかもしれません」(六峰監督)

【リザルト】第2・京都ステージ 106.4km

1 エイデン・トゥーベイ(チーム・ブリッジレーン)2:41:25
2 入部正太朗(シマノレーシングチーム)+0:00
3 フィリッポ・ザッカンティ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)+0:02
5 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:09
42 石橋学(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:09
67 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+9:04
71 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+9:04
77 徳田優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+9:04
81 平塚吉光(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+9:04

*個人総合リザルト
1 エイデン・トゥーベイ(チーム・ブリッジレーン)2:44'21"
5 窪木一茂(TEAM BRIGESTONE Cycilng)+0'20"
29 石橋学(TEAM BRIGESTONE Cycilng)+0'31"
64 孫崎大樹(TEAM BRIGESTONE Cycilng)+9'26"
72 平塚吉光(TEAM BRIGESTONE Cycilng)+9'31"
75 徳田優(TEAM BRIGESTONE Cycilng)+9'33"
83 黒枝士揮(TEAM BRIGESTONE Cycilng)+9'37"

*チーム総合
1 チーム・ブリッジレーン 8時間04分33秒
13 TEAM BRIDGESTONE Cycling +9分04秒

最新記事

Article

前の記事へ 次の記事へ