※380mm/110mmANCHOR AERO HANDLEBAR+ ANCHOR AERO STEM11トラックバイク用ハンドルの開発で得た知見を生かしたRP9専用設計。風洞実験とCFD解析を駆使して空力性能を追求。サイクルコンピュータとハンドル上面が水平サイクルコンピュータよりハンドル上面が高い使用率の高いGARMIN製コンピュータの使用を想定した設計で、走行時の空気抵抗ロスを低減する。510、530サイズのヘッド角72.8°に合わせて、PR9に装着した際にステム部分が水平になるよう17.2°に設定。空気抵抗小CARBON LAB AERO HANDLEBAR空気抵抗大右上の純正ハンドル&ステムに比べ、左上の一体型ハンドルによる空力の良さが時速40kmで2.4Wの抵抗減を実現する。ブリヂストンのロードバイクのフラッグシップとなるRP9を生み出したカーボンラボが次に着手したのが、RP9のパフォーマンスをより引き出す専用ハンドルの開発だった。ロードバイクをトータルで評価する際、ハンドルバーが空力や剛性に占める割合は小さくない。すでにトラックバイク用ハンドルの開発で知見を蓄えたカーボンラボが、ロードバイク用ハンドルを製作することは自然な流れだった。数々の試作を経て生み出されたCARBON LAB AERO HANDLEBARは、純正のハンドルバー&ステムの組み合わせよりも時速40kmでの走行時に2.4Wの抵抗減を実現。些細な数字に思えるかもしれないが、これは出力250Wで1時間巡航した際に、650mもの違いを生む計算になる。あるいはレースを決めるスプリントの場面なら、1100Wで10秒間のエフォートで2.9mの差がつく。決して無視できない差だ。RP9に装着時にステムが水平になるのは専用設計ならでは。また、スプリント時にもがいても腕と干渉しないショルダー部の形状や、力の入りやすい深く握り込めるドロップ形状など数々のレースを戦うチームブリヂストンサイクリングのライダーの意見も採用し、より実戦を見据えた仕様となった。また空力性能を追求した一体型ハンドルだがその副産物として、純正のハンドル&ステムよりも約100gの軽量化を果たしている。17.2°スプリント時に腕を接触しやすいハンドルのショルダー部分の形状を新たに設計。最後の瞬間まで力を発揮できる。カーボンラボで職人が生み出す一体型ハンドルは、355g※と純正ハンドル&ステムより約100gの軽量化を果たしている。 RP9 専用設計 カーボンラボが生んだ一体型ハンドル
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