08レームやパーツのどの部位にどのような負荷がかかるかが解析され世界で戦うためのバイクを目指しPROFORMATが推し進めたのは、ハンドルやステム、ホイールやタイヤといったバイクのすべての構成要素を考慮したトータルパッケージでの開発。剛性・接地・質量・空力はどれかを取ればどれかが犠牲になるという難しい選択となるが、PROFORMATでの幾度ものシミュレーションによりこれらを高短距離種目ケイリンのバイクに第一に求められる要素は、車輛挙動を司る剛性と接地だ。シミュレーションにより剛性は可視化され、フる。接地に関しては、タイヤメーカーならではの特殊な計測機器に中距離競技パシュートのバイク制作においては、より空力の重要性が増す。カーボンラボのスピード感ある製造プロセスにより、試作品が即座に生み出され、選手からのフィードバックを円滑に取得。得られたデータを解析することで、精度を向上したプロトタイプの製次元でバランスさせるポイントを見極めた。フレーム単体ではなくバイク全体を設計することで、最適な剛性、タイヤの接地、UCI規定に準拠の重量、そして優れた空力性能を兼ね備えた、世界で戦えるトラックバイクが誕生した。よって、タイヤと地面との力関係、接地圧を解析。これらのデータをシミュレーションシステムに落とし込むことで、実際のレースコースを走る状態に限りなく近い検証モデルを確立。開発精度やスピードを飛躍的に向上させ、剛性と接地のバランスを煮詰めた。作につながり、空力を重視しつつ剛性&接地と軽量性とを兼ね備える一台を追求した。その結果、パーツ類まで含めた空気抵抗の最小化を達成しつつ、車輛挙動を司る剛性と接地、そして質量との最適なバランスを実現したバイクとなった。PROFORMATが生み出した、世界と戦うためのバイク車輛挙動を司る剛性と接地 ー短距離種目ケイリンのバイク空力の追求 ー中距離種目パシュートのバイクトータルパッケージで開発されたトラックバイクANCHOR TECHNOLOGY 2
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