インタビュー | 森田正美さん(元プロ自転車選手)

morita_title.jpgMTB、ロードレース、シクロクロスの女子トップ選手として活躍した森田正美さん。9年間の選手生活に終止符を打ち、現在は多くの人々へ自転車の魅力を伝える活動をしている。そんな森田さんの現在の自転車の楽しみ方は? そして、選手時代から変わらぬ美貌の秘訣は? いろいろ聞いてきちゃいました!

──自転車を始めたきっかけはなんですか
 MTBのクロスカントリーをしている友人に誘われて、MTBに乗ったのがきっかけでした。「森のなかを自転車で走れるんだ!」という驚きと、その特別な感じ、風の気持ちよさに惹かれました。24歳にして初めて乗ったスポーツバイクでしたが、爽快感の方が勝って、特に怖いと思わなかったですね。
 レースには自転車を始めてすぐに出場しました。イベントなどがあることを知らず、自転車で走る環境はレースしかないと思っていたんです。一ファンとして純粋に自転車を楽しむうちに、競技者の道に目覚め、その後は濃密に自転車と関わってきました。

──MTB、シクロクロス、そしてロードレースでもご活躍でしたね
int_morita01.jpg MTBのときも、練習にはロードバイクを使っていたんです。クロスカントリーは競技というより楽しくなってしまって......。ロードレースの方が競い合う楽しさを感じられました。

──自転車を始めて変わったことを教えてください
 もともと人前に出るのは得意ではありませんでしたが、選手になって人と出会うことやお話をする機会が多くなり、明るく活発になりましたよ(笑)。
 見た目的にも、肌がきれいになったり、足首にくびれができたりと、うれしい効果がありました。

──選手のときと比べて、自転車に対する気持ちはどうですか
int_morita02.jpg 選手のときは、やはりいいパフォーマンスができて、結果が出たときがうれしかったですね。いまは、走っていて小さな季節の移り変わりを感じたり、新しいお店を見つけたりするのに喜びを感じています。まさにジテンシャジョシカイ的な楽しみ方(笑)。
 私は自転車を始めてすぐに競技に入ってしまったので、いままた「自転車一年生」のような気持ちで楽しんでいます。

──食事や生活パターンで気にされていることはありますか
 まずは、規則正しく食べることがいちばん! そして、自転車に乗る=屋外にいるということなので、水分とビタミン豊富なフルーツはよく摂るようにしています。揚げものだってたまに食べますよ。いまは選手時代に食べられなかったものを食べる楽しみもありますね(笑)。朝や夕方の涼しいうちに自転車に乗って、遅くともその日のうちに寝る、という生活をしています。

int_morita03.jpg──自転車で美しくなるコツを教えてください!
 常に見られている意識を持つこと、かな。ウィンドウに映る自分の姿勢をチラッと確認したりして。きれいなフォームで乗れば、きちんと筋肉を使っているということだから、シェイプアップに効きますよ。
 ピチピチが恥ずかしいという人もいますが、サイクルウェアは自分に合ったフィット感のあるものを選んでください。ダブダブのウェアでは引っかかったり、風にあおられたりすることがあります。見られることでキレイになるという効果も期待できますよ! あとは、明るい色を積極的に取り入れること。自分の身を守る意味でも派手色のウェアを選ぶことをお勧めします。アームウォーマーやネックウォーマーなど、小物でおしゃれをするのもいいですね。

──森田さん自身の「今後自転車でやりたいこと」を教えてください
 海外のグランフォンドに出たい! タイムを競うことなく、景色のきれいな長距離を走りたいです。速さはもういいので(笑)、「自転車にバックをつけてランドナーで旅」みたいなのんびりした楽しみ方を知りたいなぁ、と。もうひとつ、またオフロードで純粋に「泥んこ遊び」もしたいですね。

──最後に自転車を楽しむコツをアドバイス願います
int_morita04.jpg テクニック的なところでいうと、ギア変則をこまめにしましょう! アウターはあまり使わずに、インナーでクルクル回すようにこげばOK。ギアチェンジをうまくすれば、一生懸命こがなくてもいいんですよ。
 そして、なにより笑顔で乗ること。「この坂は上りきれなくて、ちょっと押しちゃった」でもいいじゃないですか。鼻歌を歌うような気持ちで、気楽に自転車と付き合ってください!


exercise_a.jpg森田 正美さん/元プロ自転車選手
 友人に誘われたのがきっかけで乗りはじめたというMTBから、気付けば競技の道 へ。MTBやシクロクロス、ロードレース大会で数々の優勝や入賞する活躍を見せ る。2008年からブリヂストンアンカーに所属し、2010年に選手を引退。現在も自転 車の魅力を伝える活動をしている。